仲村果乃が国内女子ツアーの樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント（埼玉県／武蔵丘ゴルフコース）でツアー初優勝を飾った。

―今季10人目のツアー初優勝者

　プロになろうと思って（ゴルフを）始めたわけではなく、楽しくやるような気持ちでした。高校生になって全国大会で勝てるようになってからは、プロになりたいと思い始めました。そこから長かったような短かったような感じで、出来過ぎという感覚で優勝できたのでホッとしています。

―最終日はどのような目標、気持ちを持ってスタートしたか

　目標というのはあまりなかったです。（首位だった）昨日の後藤未有さんのコメントで「自分のプレーを楽しめたらいいな」と書いてあったので、そういう気持ちで私も挑めたらいいなと思いながら、今日出てきました。

―後半15番のバーディは大きかったか

　すごく大きかったと思います。ここで優勝を確信できたと思います。

―師匠・吉川なよ子プロからの助言は

　先週見てもらって、先生的には大丈夫という感じで声を掛けてもらいました。まだ不安な感じでここに来ましたが、先生の一声のおかげで優勝できたという感じです。先生の言葉が一番の自信に繋がるのですごく大きかったです。

―優勝の報告はしたか

　泣いて喜んでくれて、私もちょっと泣いていたので内容はあまり覚えていないですが、喜んでくれてました。

―優勝するために何が必要と言われていたか

「自分から掴みにいかないこと。前に前に出過ぎちゃダメだよ。必ずやってくるから」と言われました。

―教えの中で一番大事にしていること

「大げさにやらないとダメだよ」ということは言われているので、指導された時には大げさにやってみるようにしています。

―いつから師事しているのか

　高校1年生からです。練習場が同じで、他の方をレッスンされているのを見てて、この方にお願いしてみたいと思いました。29勝もしていて、すごいプロだと思いますし、みんなと同じスタンスで物事を考えてくれるところがすごいなと思います。人間的に大好きです。

―プロテストは4度目で合格。これまでで一番苦しかった時期は

　2度目のプロテストの時に、あと1打か2打で落ちて、ゴルフをやりたくないと思うくらい落ち込みましたが、先生に「落ちたからって死ぬわけじゃないんだから大丈夫」と言われて頑張ろうと思いました。

―今シーズンは何が変わったか

　去年よりドライバーの飛距離は伸びましたし、セカンドショットのレベルもだいぶ上がったと思います。

―同級生に山下美夢有選手、西郷真央選手がいる

　高校生の時からすごく上手だったので、勝ちたいという気持ちでやっていました。

―次の目標は

　来週も優勝したいです。米ツアーに行ってみたい気持ちもあるので、そういう気持ちで勝ちたいです。

（写真：Getty Images）