31日、国内女子ツアーのヨネックスレディスゴルフトーナメント（新潟・ヨネックスCC）は最終ラウンドの競技を行った。前日首位の北田瑠衣が3アンダー69にスコアをまとめ、通算9アンダーでフィニッシュ。07年伊藤園レディスゴルフトーナメント以来の約1年ぶりの白星を手に入れた。

　北田が勝利のプレッシャーに負けることなく、最後まで安定したゴルフを披露した。通算6アンダー単独トップでスタートすると、前半をノーボギーの2アンダーでハーフターン。後半は11番でボギーを叩いたものの、12番ですぐにバーディを獲り返した。さらに最終18番をバーディで締め、最終日は4バーディ、1ボギーの3アンダー69。通算9アンダーで2位の原江里菜を3打差で振り切り、今季初勝利を飾った。

　04年に3勝を挙げ、北田は賞金ランク3位に食い込んだ。05年には宮里藍とのペアでワールドカップ女子ゴルフを制覇。そのキャリアは順風満帆に進むものと思われたが、05年以降は同ツアーでの勝ち星から遠ざかり、賞金ランクもトップ10に入ることはできなかった。しかし、昨季約3年ぶりに勝利を記録すると、今大会も勝って同ランクは22位。次週以降もさらなる活躍を見せ、順位を上げていきたいところだ。

　その他、横峯さくらが後半に3連続バーディを奪取し、通算5アンダー単独3位。今季の全英リコー女子オープンで3位タイの不動裕理は通算3アンダー5位タイだった。通算2アンダー9位に大会ホステスで地元・新潟出身の若林舞衣子。また、現在同ランク1位の福嶋晃子は通算1オーバー20位タイで大会を終えた。