国内女子ツアーのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントは15日、長野県の軽井沢72G北Cを舞台に第1ラウンドの競技を終了。この日、8バーディ（1ボギー、1ダブルボギー）の猛攻を披露した古閑美保が5アンダー67の好スコアで回り、原江里菜、吉田弓美子、福嶋浩子と共に首位グループを形成した。

　上位は、トップと1打差の5位タイに全美貞（韓）、イム・ウナ（韓）、北田瑠衣の3人。さらに1打差の8位タイから、大会ホステスを務めるディフェンディング・チャンピオンの福嶋晃子、飯島茜、李知姫（韓）他が追い、プロミスレディスを制した有村智恵が2アンダー70の17位タイで続いている。

　現在賞金ランク4位につける古閑がバーディラッシュで好発進を切った。古閑は開幕戦で5位タイに入ると、それ以降もトップ10フィニッシュを繰り返し、5月のクリスタルガイザーレディスゴルフトーナメントで今季初優勝。前週は勝った諸見里しのぶに2打及ばなかったが、単独2位で大会を終えるなど、好調を維持している。この勢いを力に変え、昨季大会で39位タイに沈んだ雪辱を果たしたい。

　その他、横峯さくらが3バーディ、3ボギーのイーブンパー72でホールアウトし、上原彩子、張娜（中）と並び36位タイ。ツアー3勝目を飾ったばかりの諸見里は2オーバー74とふるわず、69位タイと出遅れている。尚、全英リコー女子オープンで3位タイに食い込んだ不動裕理は出場していない。