国内女子ツアーのアクサレディスゴルフトーナメント（北海道・苫小牧ゴルフリゾート72 エミナGC）は9日、第2ラウンドの競技を終えた。前日20位タイの古閑美保が3アンダー69で回り、通算4アンダーで諸見里しのぶとともに首位タイに浮上。だが、今大会から本格的に同ツアーに参戦する上田桃子は通算イーブンパー14位タイに順位を落とした。

　古閑が5月のクリスタルガイザーレディスゴルフトーナメントに続く今季2勝目に向けて、絶好の位置を確保した。2バーディ、1ボギーでハーフターンすると、後半はノーボギーの安定したゴルフで2つのバーディを奪取。4バーディ、1ボギーの3アンダー69でホールアウトし、通算4アンダーでリーダーボードの最上段に躍り出た。中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンでは予選ラウンド終了時にトーナメントをリードしたが、プレーオフの末に勝ち星を逃した。雪辱の思いを胸に、今度こそツアー9勝目をつかみたい。

　一方、昨季賞金女王の上田は優勝戦線から一歩後退した。7番まで1バーディ、1ボギーのパープレーだったが、8番から連続ボギー。後半もスコアを2つ落とし、4オーバー76で前日の2位タイから通算イーブンパー14位タイに順位を下げた。しかし、トップタイとはまだ4打差。最終ラウンドで前半からチャージをかければ、逆転でサントリーレディス以来の勝利も十分狙えるはずだ。

　その他、首位タイと1打差の3位タイに山口裕子と白戸由香の2人。通算2アンダー単独5位で原江里菜が追っている。福嶋晃子、大山志保、服部道子の歴代賞金女王は通算1アンダー6位タイ。ナタリー・ガルビス（米）が通算1オーバー20位タイ、昨季大会覇者の張娜（中）が通算3オーバー38位タイで最終日を迎えることになった。