日本女子プロゴルフ協会の会員資格を争うLPGAプロテストが29日、岐阜県の岐阜関CCで開幕。54ホールを終えて20位タイまでの合格を目指し、117人が激突した。

　第1ラウンドで単独トップに立ったのは、今回が初受験の原田葵。ノーボギーの4アンダー68と快調なプレーで後続に1打差をつけた。この日は「パープレーで回れれば」と無欲で臨んで好位置をキープした。

　3アンダー69の2位グループから追走するのは、日本女子アマ準優勝の森田理香子を筆頭に、横山恭子、黄アルム（韓）など6人。さらに、欧州ツアーでプレー経験のある櫻井有希、日本ツアーで度々優勝争いを繰り広げている金田久美子らがイーブンパー72で回り、17位タイにつけている。

　一方、大きく出遅れたのが日本女子アマ優勝の森桜子だ。2バーディー、4ボギーの2オーバー74、31位タイと合格圏内にすら入っておらず、必死の巻き返しを狙う。トップ合格者には、ヨネックスレディスゴルフトーナメント（8月29?31日、新潟・ヨネックスCC）からの11試合に出場権が与えられるとあって、全員がこの座を目指すし烈な戦いとなる。

　なお、2日間36ホールを終えて、80位タイか20位に8打差のいずれか多いほうを基準に予選カットが行われ、残ったものが最終ラウンドにコマを進めることになる。