26日、国内女子ツアーのカゴメ フィランソロピー LPGAプレイヤーズ チャンピオンシップ（千葉・習志野CCキング・クイーンコース）は第3ラウンドの競技を終了。2位タイに2打差の首位でスタートした全美貞（韓）がイーブンパー72にスコアをまとめ、通算7アンダーでトーナメントリーダーの座を守った。全と1打差の2位に三塚優子、2打差の3位に上原彩子。2週連続Vを狙う福嶋晃子は通算4アンダー単独4位で最終日を迎えることになった。

　全がリゾートトラストレディスに続く今季2勝目へ照準を合わせた。2番と4番でボギーを叩き、前日までの貯金を吐き出したが、6番から3連続バーディを奪取。9番で再びスコアを1つ落としたものの、11番パー5でグリーン外からの4打目を決めてチップインバーディを奪った。その後はボギー1つに抑え、イーブンパー72でホールアウト。通算7アンダーでリーダーボードの最上段をキープした。賞金ランクは06年が2位で、07年が3位の全。今大会に勝って優勝賞金2,340万円を加算し、今季はもう1つ上のビッグタイトルを獲得したい。

　また、通算5アンダー2位タイで出た三塚は1番でボギーが先行。だが、5番から連続バーディを獲ると、9番で長いバーディパットを沈めた。後半は1バーディ、2ボギーでラウンドし、この日は1アンダー71。通算6アンダー単独2位でフィニッシュした。最終ラウンドは逆転でニチレイPGMレディス以来となる約1か月ぶりの勝ち星を目指す。

　その他、通算3アンダー5位タイに茂木宏美、通算2アンダー8位タイに馬場ゆかり、原江里菜、シン・ヒョンジュ（韓）がつけている。06年賞金女王の大山志保は飯島茜らと共に通算イーブンパーで14位タイ。横峯さくらは2バーディ、3ボギーの1オーバー73で回り、通算3オーバー32位タイで第3ラウンドを終えている。