国内女子ツアーのスタンレーレディスゴルフトーナメントは18日、静岡県の東名CCを舞台に第1ラウンドの競技を終了した。今季未勝利のニッキー・キャンベル（豪）が、4連続を含む9バーディ（2ボギー）の猛攻で7アンダー65の好スコアをマーク。2位タイの藤井かすみ、李知姫（韓）に1打差をつけて単独トップに立った。

　上位はキャンベルと2打差の4位タイから山口裕子、上原彩子、原田香里の3人が追い、4アンダー68、7位タイに北田瑠衣、川原由維他。さらに3アンダー69の15位タイで賞金ランク1位の福嶋晃子が続き、2アンダー70の20位タイに前週優勝の不動裕理、大山志保、有村智恵ら実力者がつける展開。

　トーナメントをリードするキャンベルは、2003年から日本ツアーに本格参戦し、06年のWe Love KOBE サントリーレディスオープンゴルフトーナメントで同ツアー初制覇。賞金ランクも05年から3年連続で20位以内をキープするなど安定した成績を残している。だが、今季はベストフィニッシュが16位タイで同ランク60位と低迷。本来の輝きを取り戻すためにも、今大会で優勝の二文字をつかみ取りたい。

　その他、原江里菜が1アンダー71でホールアウトし、飯島茜、服部道子らと同じ31位タイ。クリスタルガイザーレディスゴルフトーナメント優勝の古閑美保は、2バーディ、3ボギーの1オーバー73と平凡なスコアで、諸見里しのぶと共に57位タイと出遅れた。尚、ディフェンディング・チャンピオンの上田桃子、賞金ランク3位の横峯さくらは出場していない。