レッスン
飯沼大輔、つま先上がりは左に曲げるつもりで打つ 軸をズラさず手打ち気味に
2024年3月7日(木)午後0:18
今回は、「つま先上がり」からの打ち方をレッスンしたいと思います。
ゴルフコースは平らなところが少なく、ショットのほとんどが傾斜地からになるわけですが、アドレスのたびに、「この傾斜地はどう打てば良かったんだっけ?」と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。
そういう人にぜひ覚えておいてもらいたいのは、ライ角とフェースの向きの関係です。というのも、ライ角が変わるとフェースが向く方向も変わるからです。
例えばつま先上がりでは、ライ角がアップライトになるので、フェース面は左を向きます(写真①②)。一方、つま先下がりでは、ライ角がフラットになるのでフェース面は右を向く、つまりオープンになります。
さて、つま先上がりです。先ほどもいったように、普通に構えるとフェースは左を向きます。だから、ボールを真っ直ぐ飛ばそうと思ったら、あらかじめフェースを開いて構えるか、相当なカット軌道で打たなければいけません。
この場合、最も簡単なのは、曲げて狙うことです。具体的には、右を向き、インサイドアウトの軌道でスイングします。そうすれば、ドロー回転が掛かって、ボールは勝手に返ってきます。
また、このように打つと、つま先上がりでは手前側が低くなっているので、ダフリの危険性も回避できます。逆にアウトサイドインの軌道になると、ボールの位置より打ち込む位置が高くなるので、ダフりやすくなります。
もう一つの注意点は、大振りをしないこと。できるだけ軸をズラさないようにして、コンパクトなスイングを心掛けましょう。イメージとしては、手打ち気味でOK。きちんと右に出せば、確実に戻ってきます。
(取材協力:ゴルフ倶楽部成田ハイツリー)
飯沼大輔(いいぬま・だいすけ)
1978年生まれ。22歳でプロスケートボーダーからゴルフの世界へ。2015年PGAトーナメントプロライセンス取得。2017年日本プロゴルフ選手権出場。同年、神奈川県オープン優勝。トーナメントで培ったテクニックを生かし、現在は、初心者から上級者まで技術面だけでなくメンタル面もサポートするレッスンを展開。Accuracy Golf Studio(千葉県)所属
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/3/1 発売号より転載)
ゴルフコースは平らなところが少なく、ショットのほとんどが傾斜地からになるわけですが、アドレスのたびに、「この傾斜地はどう打てば良かったんだっけ?」と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。
そういう人にぜひ覚えておいてもらいたいのは、ライ角とフェースの向きの関係です。というのも、ライ角が変わるとフェースが向く方向も変わるからです。
例えばつま先上がりでは、ライ角がアップライトになるので、フェース面は左を向きます(写真①②)。一方、つま先下がりでは、ライ角がフラットになるのでフェース面は右を向く、つまりオープンになります。
写真①
写真②
この特性を知ることによって、攻め方、打ち方、イメージの仕方などが明確になってきます。さて、つま先上がりです。先ほどもいったように、普通に構えるとフェースは左を向きます。だから、ボールを真っ直ぐ飛ばそうと思ったら、あらかじめフェースを開いて構えるか、相当なカット軌道で打たなければいけません。
この場合、最も簡単なのは、曲げて狙うことです。具体的には、右を向き、インサイドアウトの軌道でスイングします。そうすれば、ドロー回転が掛かって、ボールは勝手に返ってきます。
また、このように打つと、つま先上がりでは手前側が低くなっているので、ダフリの危険性も回避できます。逆にアウトサイドインの軌道になると、ボールの位置より打ち込む位置が高くなるので、ダフりやすくなります。
もう一つの注意点は、大振りをしないこと。できるだけ軸をズラさないようにして、コンパクトなスイングを心掛けましょう。イメージとしては、手打ち気味でOK。きちんと右に出せば、確実に戻ってきます。
(取材協力:ゴルフ倶楽部成田ハイツリー)
飯沼大輔(いいぬま・だいすけ)
1978年生まれ。22歳でプロスケートボーダーからゴルフの世界へ。2015年PGAトーナメントプロライセンス取得。2017年日本プロゴルフ選手権出場。同年、神奈川県オープン優勝。トーナメントで培ったテクニックを生かし、現在は、初心者から上級者まで技術面だけでなくメンタル面もサポートするレッスンを展開。Accuracy Golf Studio(千葉県)所属
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/3/1 発売号より転載)
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