国内男子
ハニカミ王子旋風に終始した国内男子ゴルフ界
2007年12月31日(月)午後1:10
2007年の国内男子ゴルフ界を振り返ると、すべてはひとりの高校生の話題に集約される。
石川遼。杉並学院高校1年生の少年が、初めて出場したプロツアー、マンシングウェアオープンKSBカップで優勝。ハニカミ王子のニックネームまでつき、ゴルフ界を飛び出して人気を呼んだ。その活躍ぶりを改めて見てみよう。
関東アマでは大会史上類を見ないギャラリーを集めてゴルフの底辺拡大に貢献。だが、優勝はかなわず、日本アマでもマッチプレーに進出できなかった。しかし、日本アマが地上波で放送されるなど、プロの試合でも大会の目玉となった。フジサンケイクラシックで15位タイ、コカ・コーラ東海クラシックで44位タイと予選を通過したものの、日本オープンでは1打足りずに予選落ち。ブリヂストンオープンでは第1ラウンドに18位タイのスタートを切りながら、第2ラウンドに14オーバー86。最下位に沈み、プロの厳しさを知った。
だが、三井住友VISA太平洋マスターズで38位タイ、ダンロップフェニックスで32位タイと海外のトッププレーヤーと同じ舞台に立ち、経験を積んだ。さらに最終戦日本シリーズでは、それまでプロのみだった出場資格が変更されるほどの要望を受けて参戦し、24位タイ。ファン、関係者の期待を一身に受けた1年を終えた。
石川本人にとっても、人生が180度変わった1年だった。プロになるかどうかまだ考えてもいない少年が、すぐにでもプロになるかどうかを取り沙汰されるようになったからだ。生活も変わり、埼玉県の自宅から杉並区の高校までの電車通学もできなくなった。試合中心の生活になり、高校生活は多忙を極めた。
プロ入りの時期が周囲の話題となり、水面下で争奪戦が繰り広げられる中、オフシーズンに突入した石川は、プロ並みにスキートレーニングも敢行。ステップアップを目指しており、2008年が楽しみだ。全英オープン予選参戦も決断し、メジャーの舞台も目指す新たな1年。16歳になった少年が、どれほど成長するのか。その肩には重過ぎるほどの期待が乗せられている。
石川遼。杉並学院高校1年生の少年が、初めて出場したプロツアー、マンシングウェアオープンKSBカップで優勝。ハニカミ王子のニックネームまでつき、ゴルフ界を飛び出して人気を呼んだ。その活躍ぶりを改めて見てみよう。
関東アマでは大会史上類を見ないギャラリーを集めてゴルフの底辺拡大に貢献。だが、優勝はかなわず、日本アマでもマッチプレーに進出できなかった。しかし、日本アマが地上波で放送されるなど、プロの試合でも大会の目玉となった。フジサンケイクラシックで15位タイ、コカ・コーラ東海クラシックで44位タイと予選を通過したものの、日本オープンでは1打足りずに予選落ち。ブリヂストンオープンでは第1ラウンドに18位タイのスタートを切りながら、第2ラウンドに14オーバー86。最下位に沈み、プロの厳しさを知った。
だが、三井住友VISA太平洋マスターズで38位タイ、ダンロップフェニックスで32位タイと海外のトッププレーヤーと同じ舞台に立ち、経験を積んだ。さらに最終戦日本シリーズでは、それまでプロのみだった出場資格が変更されるほどの要望を受けて参戦し、24位タイ。ファン、関係者の期待を一身に受けた1年を終えた。
石川本人にとっても、人生が180度変わった1年だった。プロになるかどうかまだ考えてもいない少年が、すぐにでもプロになるかどうかを取り沙汰されるようになったからだ。生活も変わり、埼玉県の自宅から杉並区の高校までの電車通学もできなくなった。試合中心の生活になり、高校生活は多忙を極めた。
プロ入りの時期が周囲の話題となり、水面下で争奪戦が繰り広げられる中、オフシーズンに突入した石川は、プロ並みにスキートレーニングも敢行。ステップアップを目指しており、2008年が楽しみだ。全英オープン予選参戦も決断し、メジャーの舞台も目指す新たな1年。16歳になった少年が、どれほど成長するのか。その肩には重過ぎるほどの期待が乗せられている。