レッスン
アイアンショットのミート率を上げる方法と高低球の打ち分け方 吉田直樹
2023年3月23日(木)午後0:23
今回は、アイアンショットのミート率を上げるための基本的なポイントをお教えます。
よくあるミスとして、クラブの最下点がボールの手前に来てダフリやトップが出る場合があります。特にアマチュアゴルファーは、フィニッシュで右足に体重が残ってしまい、すくい打ちになるケースがよく見られます。
このミスを防ぐためには、どうすればいいのか。まず、ショットのイメージですが、基本的に芝の上にボールがあるので、ヘッドがボールに当たってから芝の上をすっていくような感じで打つことが重要です。ボールをすくうのではなく、ボールにヘッドをぶつけるイメージです。
そのためにやるべきは、最初から左足体重で構えることです。体重配分は、左7対右3か左6対右4で、左腰を少し左にずらします。そうすると、胸骨と骨盤の中心が左に動くので、クラブの最下点は自分から見てボールの左になります。
この形から、左足に体重を残したままクラブを上げていきましょう。つまり、重心移動はせずにトップの形を作るということです。
そのコツとしてオススメしたいのは、テークバックの際、右のお尻のポケットを左にずらす(写真①)イメージでクラブを振り上げていく方法です。
そうすれば、体重を左足に残したままトップまで振り上げることができます。あとは、クラブを振り下ろすだけです。この打ち方は、芝の上からボールを打つFWやUTにも通用するのでぜひやってみてください。
もうひとつ、高い球と低い球の打ち分け方もお教えしましょう。高い球を打つときは、ボールを少し左に置き、背骨のラインを右側に倒します(写真②)。逆に低い球を打つときは、ボールを少し中寄りにして、背骨の角度を地面に対して垂直にしましょう。
そうすると重心がボールの左側に来るので、クラブを上げて下ろすだけで低い球になります。ぜひ覚えておいてください。
吉田直樹(よしだ・なおき)
オーストラリアの大学を卒業後、世界各地でプレーをするとともに、ブッチ・ハーモン・ゴルフアカデミー、デービッドレッドベター・ゴルフアカデミーで学ぶなど、最先端のゴルフスイング理論を追求。よりシンプルに、より効果的にきれいなスイングになれる理論を構築し、現在は多くの男女トッププロを指導している。「ゴルフ ラ キンタ」(兵庫県芦屋市)代表。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/3/17 発売号より転載)
よくあるミスとして、クラブの最下点がボールの手前に来てダフリやトップが出る場合があります。特にアマチュアゴルファーは、フィニッシュで右足に体重が残ってしまい、すくい打ちになるケースがよく見られます。
このミスを防ぐためには、どうすればいいのか。まず、ショットのイメージですが、基本的に芝の上にボールがあるので、ヘッドがボールに当たってから芝の上をすっていくような感じで打つことが重要です。ボールをすくうのではなく、ボールにヘッドをぶつけるイメージです。
そのためにやるべきは、最初から左足体重で構えることです。体重配分は、左7対右3か左6対右4で、左腰を少し左にずらします。そうすると、胸骨と骨盤の中心が左に動くので、クラブの最下点は自分から見てボールの左になります。
この形から、左足に体重を残したままクラブを上げていきましょう。つまり、重心移動はせずにトップの形を作るということです。
写真①
そのコツとしてオススメしたいのは、テークバックの際、右のお尻のポケットを左にずらす(写真①)イメージでクラブを振り上げていく方法です。
そうすれば、体重を左足に残したままトップまで振り上げることができます。あとは、クラブを振り下ろすだけです。この打ち方は、芝の上からボールを打つFWやUTにも通用するのでぜひやってみてください。
写真②
もうひとつ、高い球と低い球の打ち分け方もお教えしましょう。高い球を打つときは、ボールを少し左に置き、背骨のラインを右側に倒します(写真②)。逆に低い球を打つときは、ボールを少し中寄りにして、背骨の角度を地面に対して垂直にしましょう。
そうすると重心がボールの左側に来るので、クラブを上げて下ろすだけで低い球になります。ぜひ覚えておいてください。
吉田直樹(よしだ・なおき)
オーストラリアの大学を卒業後、世界各地でプレーをするとともに、ブッチ・ハーモン・ゴルフアカデミー、デービッドレッドベター・ゴルフアカデミーで学ぶなど、最先端のゴルフスイング理論を追求。よりシンプルに、より効果的にきれいなスイングになれる理論を構築し、現在は多くの男女トッププロを指導している。「ゴルフ ラ キンタ」(兵庫県芦屋市)代表。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/3/17 発売号より転載)
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