国内男子
池田勇太が涙の今季2勝目! 韓国勢の猛追かわす
2010年9月19日(日)午後5:03
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国内男子ツアーのANAオープンは19日、北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独首位でスタートした池田勇太が後続の猛追をかわし、通算14アンダーで今季2勝目を挙げた。J.チョイ(米)と金度勲(韓)が1打差で2位タイ。通算1アンダーでスタートした石川遼はスコアを5つ伸ばしたものの、通算6アンダー12位タイに終わった。
前日はバックナインで2イーグルという圧巻の内容を見せた池田が、この日は前半に魅せた。まずは出だしの1番でバーディを奪うと、続く2番はボギーながら3番でバーディ。更に4番もボギーを叩いたが、5番ではまたもバーディ。ここから池田は、8番でチップインバーディを奪うなど3つのバーディを積み重ね、前半を終えて6バーディ、2ボギー。フロントナインでパーは1つだけというスリル満点のゴルフを展開する。
この池田を追ったのは韓国勢。韓国系アメリカ人で2打差の2位タイからスタートしたチョイと、共に5打差の5位タイからスタートした金度勲、金庚泰(韓)だった。チョイが前半を4バーディ、ノーボギーで回り池田の背後にピタリとつければ、金度勲も同じく4バーディ、ノーボギー。金庚泰は1つボギーを叩いたが、1イーグル、4バーディという猛チャージでリーダーボードを駆け上がっていく。
勝負の後半、10番でチョイがいきなりバーディを奪い、池田に1打差と迫る。金度勲も後半に入ってから更にギアを上げ、最後までバーディラッシュを展開して9バーディ、ノーボギー、9アンダー63という途轍もないスコアを叩き出す。こちらも池田に1打差に迫ってホールアウトした。金庚泰も順調にスコアを伸ばしていたが、16番でボギーを喫して優勝争いから脱落。勝負の行方は池田とチョイの一騎打ちに金度勲が絡むかという展開になった。
池田は14番、15番で共にバーディを逃す我慢のゴルフになったが、チョイも根負けするように16番でボギーを叩き後退。チョイは17番パー5 でも林越えの2オンに失敗しバンカーに捕まるが、ここでスーパーリカバリーを見せバーディ。再び1打差に迫る。一方の池田はイーグルチャンスを逃し、このホールも結局パー。
そして最終18番パー4。池田は安定したドライバーからしっかりとフェアウェイを捉えるも、2打目はピンの奥。対するチョイは2打目をピンそばにピタリとつけた。だが、プレーオフに持ち込もうかというチョイのバーディトライはカップの僅か左を通過。3打目で寄せきった池田がパーをセーブし、虎の子の1打差を守り抜いて逃げ切った。
これで池田は7月のTOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood以来となる今季2勝目、大会史上最年少での優勝となった。ウイニングパットを沈めた瞬間、大きく天を仰いで安堵の表情を浮かべた池田は、優勝インタビューでは一瞬声に詰まり、「本当に嬉しかった」と涙ながらにコメント。「優勝して泣いたのは初めて」という池田の、今季の苦しみとその殻を破った歓喜が凝縮されていた。
8ストローク差の29位タイという苦しい位置からのスタートとなった石川は、7バーディ、2ボギー、5アンダー67で回り通算6アンダー12位タイまで浮上。反撃は遅きに失したが、「理想通りのプレーができた。やっと難しいコースを自分なりに攻略できた」とコメントし、最終日にしてようやく納得のゴルフができた様子だった。
前日はバックナインで2イーグルという圧巻の内容を見せた池田が、この日は前半に魅せた。まずは出だしの1番でバーディを奪うと、続く2番はボギーながら3番でバーディ。更に4番もボギーを叩いたが、5番ではまたもバーディ。ここから池田は、8番でチップインバーディを奪うなど3つのバーディを積み重ね、前半を終えて6バーディ、2ボギー。フロントナインでパーは1つだけというスリル満点のゴルフを展開する。
この池田を追ったのは韓国勢。韓国系アメリカ人で2打差の2位タイからスタートしたチョイと、共に5打差の5位タイからスタートした金度勲、金庚泰(韓)だった。チョイが前半を4バーディ、ノーボギーで回り池田の背後にピタリとつければ、金度勲も同じく4バーディ、ノーボギー。金庚泰は1つボギーを叩いたが、1イーグル、4バーディという猛チャージでリーダーボードを駆け上がっていく。
勝負の後半、10番でチョイがいきなりバーディを奪い、池田に1打差と迫る。金度勲も後半に入ってから更にギアを上げ、最後までバーディラッシュを展開して9バーディ、ノーボギー、9アンダー63という途轍もないスコアを叩き出す。こちらも池田に1打差に迫ってホールアウトした。金庚泰も順調にスコアを伸ばしていたが、16番でボギーを喫して優勝争いから脱落。勝負の行方は池田とチョイの一騎打ちに金度勲が絡むかという展開になった。
池田は14番、15番で共にバーディを逃す我慢のゴルフになったが、チョイも根負けするように16番でボギーを叩き後退。チョイは17番パー5 でも林越えの2オンに失敗しバンカーに捕まるが、ここでスーパーリカバリーを見せバーディ。再び1打差に迫る。一方の池田はイーグルチャンスを逃し、このホールも結局パー。
そして最終18番パー4。池田は安定したドライバーからしっかりとフェアウェイを捉えるも、2打目はピンの奥。対するチョイは2打目をピンそばにピタリとつけた。だが、プレーオフに持ち込もうかというチョイのバーディトライはカップの僅か左を通過。3打目で寄せきった池田がパーをセーブし、虎の子の1打差を守り抜いて逃げ切った。
これで池田は7月のTOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood以来となる今季2勝目、大会史上最年少での優勝となった。ウイニングパットを沈めた瞬間、大きく天を仰いで安堵の表情を浮かべた池田は、優勝インタビューでは一瞬声に詰まり、「本当に嬉しかった」と涙ながらにコメント。「優勝して泣いたのは初めて」という池田の、今季の苦しみとその殻を破った歓喜が凝縮されていた。
8ストローク差の29位タイという苦しい位置からのスタートとなった石川は、7バーディ、2ボギー、5アンダー67で回り通算6アンダー12位タイまで浮上。反撃は遅きに失したが、「理想通りのプレーができた。やっと難しいコースを自分なりに攻略できた」とコメントし、最終日にしてようやく納得のゴルフができた様子だった。