世界ランキング11位のナ・エン・チョイ（韓）が完全優勝に王手をかけた。

　米女子ツアーのジェイミー・ファー・オーウェンズ・コーニング・クラシック（オハイオ州ハイランドメドーズGC）は現地時間3日、第3ラウンドの競技を終え、初日から首位を走るチョイが通算14アンダーまでスコアを伸ばし単独トップの座を守った。

　この日のチョイは、8番パー3でアメリカに来て初のホールインワンを奪う神懸かり的なゴルフを見せる。終盤の14番、15番で連続ボギーを叩いたものの、3日連続60台となる3アンダー68をマーク。2位のクリスティーナ・キム（米）に1打差をつけトーナメントをリードすると、「ショットがすごく良いのでこういうときにチャンスを逃したくありません。完全優勝ですか？　正直狙ってます」と勝利宣言も飛び出した。

　途中後続を5ストローク離していたが、終盤の連続ボギーで1打差まで迫られたものの「スコアや何打リードしているかは全然考えていませんでした。プレーに集中していたから」と自分のゴルフに徹していたことを打ち明けるチョイ。昨年のサムソン・ワールド選手権、ハナバンク・コロン選手権に続く、米ツアー通算3勝目を目指す。

　その他、通算10アンダー3位タイにキャサリン・ハル（豪）、インビー・パーク（韓）、クリスティー・マクファーソン（米）が続いている。

　一方、宮里美香が予選で姿を消し、日本勢で唯一決勝ラウンドにコマを進めた上田桃子は3バーディ、1ボギーの2アンダー69とまずまずの内容。通算5アンダーとして、前日の32位タイから23位タイに順位を上げ最終日を迎えることになった。（STATS-AP）