米男子ツアーのRBCヘリテイジ（現地時間14日／サウスカロライナ州、ハーバータウンGL）第3ラウンドが終了。通算13アンダー単独トップに浮上したイアン・ポルター（英）が優勝すれば1984年以来のイギリス勢のチャンピオンとなる。

　3月のパルスパー選手権で予選落ちを喫したポルターは「予選落ちが決まった混乱状態の中で、グリーンのそばにいた子供にパターをあげてしまったんだ」とスカイスポーツのインタビューを通じて告白。

　見事優勝し、マスターズへの切符をつかんだヒューストン・オープンでは「代わりにどのパターを使おうかと眠っていたパターを選んでいるうちに、自分がどれだけパッティングを得意としていたか思い出した」と述べ、「ヒューストン・オープンではラインがとても簡単に読めるようになった。5メートル、10メートルを決めて、これはいけると確信した」と図らずもパターを手放したことが復調のきっかけとなったようだ。

　明日の最終ラウンドについて聞かれると「明日は“我慢”がすべてだ。雨が降るし、厳しい戦いになるだろう」と気を引き締め、「直感、実力を信じる。プレッシャーの中で、決めるべきときにショットを決めて、パットを決められるようにしたい」とベテランらしいコメントを残していた。

　ポルターはルーク・リスト（米）、キム・シウ（韓）と同組で、日本時間15日午後10時にスタートする。