今季メジャー初戦 マスターズ（現地時間5日／ジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC）の始球式を務めたジャック・ニクラウス（米）とゲーリー・プレーヤー（南ア）がタイガー・ウッズ（米）についてコメントを残した。

　メジャー通算9勝（マスターズ3勝）のゲーリーは、「私は違和感を感じていた。特にタイガーがチップショットをダフった時には、この男はもう戻ってこないのではと感じた。イギリスのゴルフライターのヘンリー・ロングハースト氏が言ったようにイップスになれば終わり。私はタイガーがイップスを乗り越えて、第一線にまた戻ってくるとは思ってもみなかった」と驚きを隠せない様子。

　また、「タイガーは多くの逆境を経験しているが、今のところ非常にうまくそれらと向き合っている。徐々にではあるが完璧な状態に戻りつつあるだろう」とゲーリーはコメントしている。

　メジャー通算18勝（マスターズ6勝）ニクラウスもウッズの回復ぶりには感心しており、「彼のゴルフスイングを見ているが、手術後の体にアジャストできており、彼のスイングはかなり良いものになっている。そして欠点となっていた部分を克服しているから、私はタイガーが確実に優勝する時がくると思う」と語った。

　3年ぶりのマスターズ初日は、3バーディ、4ボギーの1オーバー29位タイ発進。5度目のグリーンジャケットに向けてウッズはまずまずのスタートを切っている。