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海外男子

20年ぶりにミケルソンと練習したタイガー「昔とは立場が変わった」

2018年4月4日(水)午後4:39

 現地時間3日、日差しが照り付けるオーガスタ・ナショナルGC(ジョージア州)では、フィル・ミケルソン(米)とタイガー・ウッズ(米)の練習ラウンドを数百人のがギャラリーが待ちわびていた。

 ローリー・マキロイ(北アイルランド)も、「あの2人が一緒にラウンドをしているのを見れるなんて、夢にも思わなかったね」とコメント。

 2人が一緒に練習ラウンドを行ったのは1998年に行われた日産オープン以来、実に20年ぶりのことで、その間に、数多のタイトル、スキャンダルやケガが待ち受けているなど想像もしなかっただろう。ただ確かなことは、満席の観客席を前にプレーするレジェンド2人は、かつてないほどのライバルであり、友情で結ばれている。

 去年のこの時期、今の彼らの姿はとても考えられるものではなかっただろう。ミケルソンはスランプで4年も優勝から遠のいており、ウッズは度重なる手術でプレーをすることさえできていなかったのだ。

 開幕を直前に控え、ミケルソンはWGC-メキシコ選手権の優勝するなど、これまでにない最高の状態でマスターズを迎えようとしている。ここ最近の戦いぶりを見れば、47歳のミケルソンが4度目となるグリーンジャケットを手にしても、驚きはないだろう。

 一方のウッズも痛みから解放され、すさまじいスイングスピードを取り戻して同大会を迎える。2位タイとなったバルスパー選手権では、今季の米男子ツアーで最速となるヘッドスピード「57.75m/s」を記録していた。

 長年のライバルである2人の関係性は非常にドライとして知られていたが、ウッズの長期離脱やライダーカップを通じて変化したという。米国代表のチームメイトとしてプレーした2人は多くの会話を交わし、チームをけん引していたという。

「キャリアの終盤に差し掛かっていることは自分たちが分かっているからね」とウッズは述べ、「20代の頃はナンバー1の座を必死に争っていたけど、それも昔の話。今は立場も変わっているからね」とミケルソンとの関係性の変化についてコメントしていた。

 マスターズでは、ウッズが大復活を果たしてスポーツ史に名を刻むのか、それともミケルソンが史上最年長で、ウッズと並ぶ4度目の優勝を飾るのか。非常に楽しみな4日間となりそうだ。
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