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ウィークとストロング、あなたはどっち?内藤コーチによるPGAツアーメンバーのグリップトレンド解説

2018年3月8日(木)午後7:00

 個性的な選手が数多く参戦する世界最高峰のPGAツアー。中でも選手の個性が色濃く出るのがクラブを握る“グリップの持ち方”です。今回は2人の選手に注目し、それぞれの握り方を内藤コーチに解説をしてもらいました。
 

 
左ミスが出にくいジョーダン・スピースのウィークグリップ
 まず1人目は24歳の若さですでにメジャー3勝を誇るジョーダン・スピース。彼のグリップはウィークグリップと呼ばれる握り方です。スピースは利き腕が左なので左腕リードとなっており、左手の親指がシャフトの真上にきていて、甲の部分がほぼターゲットを指しているのが特徴です。
 

 ウィークグリップはウィークという言葉の意味からも分かるように、力が入りずらいため左へのミスが出にくいことがメリット。しかし、アマチュアゴルファーの方だと飛距離が出ないことや、捕まらないといったことに繋がりやすいことがデメリットとしてあります。ただボールが左に引っかかることを一番嫌うプロの場合は恩恵があると言われています。
 
  
DJはじめトレンドはこちら・安定した飛距離をだすマット・クーチャーのストロンググリップ
 そして2人目は、ツアー7勝を誇るマット・クーチャー。こちらはスピースとは対照的なストロンググリップで、こちらの方が現在の主流となっている握り方です。
 

 ストロンググリップの特徴は左手の甲がほぼ正面を向いていること。メリットはフェース面をある程度閉じた状態をキープしてバックスイングまで上げることができるので、インパクト時にフェースが開かず、方向性が安定します。
 

 そして世界No.1のダスティン・ジョンソンもそうですが、ストロンググリップはフェース面を真っすぐにする時にグリップエンドが前に出てくるハンドファーストインパクトという動きになり、より強いインパクトをすることができるので、飛距離に直結していきます。

 今回は2種類のグリップについて紹介しましたが、この2パターンのグリップではいけないという訳ではないですし、この中間のグリップやライアン・ムーアのようにもっとストロング気味な握り方も存在します。色々なグリップを試してみて自分にあった握り方を探してみてはいかがでしょうか。
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