【レッスン】球筋が激変!? 力強いインパクトを生む『左手の使い方』
2016年8月9日(火)午後0:50
好評放送中の「あすゴル!」シーズン9。前回まで2回にわたって右腕・右手の使い方を学びましたが、今回は『左手の使い方』をレッスンしていきます。意識できていないゴルファーも多い左手の甲のポジションなどを学び、より力強いインパクトを身につけましょう!
意外と意識できていない左手の「甲」の動き
レッスン冒頭、「左手の使い方は、右手の場合よりイメージしづらいんじゃないでしょうか」と切り出した内藤コーチ。ゲストの佐藤詩子さんも「右手よりも左手で打つ、左手の甲で打っていくイメージ」とアバウトな感覚で左手を使っているようです。これは佐藤さんに限った話ではなく、内藤コーチによれば「左手の甲がトップで色々な形をしているゴルファーが多い」のだとか。
左手はフェース面との関連性が高く、スクエアグリップならフェース面も真っすぐ動きやすい、ストロンググリップであればフェースがかぶりやすい、逆にウィークグリップならフェースが開きやすいなどの傾向があります。グリップに関しては、その中で自分に合うものを探せばよいのですが、それ以前に大事なのが手の「甲」の動き。左手がバックスイングで甲側に折れすぎると、オーバースイングやフライングエルボー、フェースの開きなどにつながってしまいます。
中指、薬指、小指をしっかり握って力強いインパクトに
この点を意識できていないアマチュアが多い一方で、プロの場合は例外なくトップでの甲のポジションが安定しており、ピタッときれいな位置に収まっています。これは左手の甲が折れることなく、真っすぐになっているためです。
そこで、甲が折れないようにするためのポイントは、左手の中指、薬指、小指の3本をしっかり握ること。そうすれば、結果的に緩みのない、しっかりとしたインパクトを生み出せます。アドレス、トップ、フィニッシュまで握った指を緩まないように、手の甲を折らないようにすると、正しいフェースの向きでクラブが戻り、強いインパクトを実現できるのです。
佐藤さんもこのポイントを踏まえて早速実践。すると、「打感が全然違います。ボールがくっついてる感じ」と本人も驚きのナイスショットが飛び出しました。今までは体もフェースも少し開き気味で当たっていたのが、体も開かずフェース面も真っすぐボールをとらえられたようです。
トップで左腕と手の甲を真っすぐにし、それをキープしたままフォローまで一気に振り抜く。その力強いインパクトから生み出される飛距離を、今から明日からお試しください!
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【見逃し配信】あすゴル!#224
今から!明日から!みんなのための「あすゴル!」
毎週日曜日放送、ツアープロコーチの内藤雄士氏が明日のゴルフに即役立つレッスンを分かりやすく紹介していく15分のレッスン番組。今年で5年目を迎えた「あすゴル」はシーズン9を好評放送中。ゲストはモデルで女優の佐藤詩子(さとう・うたこ)さん。ベストスコアは「82」ですが、長いブランクを経て最近ゴルフを再開したばかり。内藤コーチのレッスンを受けて上達を目指します。