「人生で3本の指に入るパッティング」で大逆転!45歳久保谷が23パットで5年ぶりの優勝
2017年4月24日(月)午前2:40
JGTOとアジアンツアーの共同主管競技として開催される「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ」最終日は思いもよらぬ大逆転劇となった。
【特集】国内ゴルフ応援宣言!「ぎゅっと週刊国内ツアー」4/24(月)放送回はパナソニックオープンを特集
トップと6打差の20位タイでスタートした久保谷健一が7バーディ、ノーボギーの完璧なゴルフで「64」をマーク。最終組の約1時間30分前にスタートした久保谷は通算11アンダーでクラブハウスリーダーとなり、後続を待つ。
優勝争いをしていた宮本勝昌、ハン・ジュンゴンらが終盤でボギーを叩くなどスコアを伸ばしきれず、勝負は久保谷と宮本のプレーオフへ。
45歳久保谷、44歳宮本のベテラン同士の一騎討ちとなったプレーオフは最終18番ホール(パー5)で行われた。バーディ必至のホールだが、宮本がティーショットを左に曲げてまさかのOBで6オン。対する久保谷は確実にパーオンし、パーパットを外してボギーとするも勝負あり。
2012年の「日本オープン」以来、5年ぶりの優勝でツアー通算7勝目を飾った。
ホールアウト後には「人生で3本の指に入るくらい今日はパットが良かった。ショットがひどかったのでグリーンに乗れば必死に入れようと思った」と振り返った久保谷。
決してパットの調子も良いわけではなく「たまたまフィーリングが良かっただけ」と話しながらも、前半は驚異の9ホール連続で1パット、後半も3パットはなく4ホールで1パットとトータル「23」パットには本人もびっくり。
今年、プロ22年目を迎える久保谷。明治大学から1995年にプロ入り。1997年の「フジサンケイクラシック」で尾崎将司との競り合いを制して一躍脚光を浴びる。2003年には米ツアーへ挑戦した経験もある。2014年に椎間板ヘルニアの手術を行う。同年9月に復帰したが3年連続で賞金シード圏外と低迷が続く。今年は「日本オープン」優勝で得た5年シードの最終年だった。
優勝スピーチでは「今年ダメだったらもう終わりっていう時に、こういった形で優勝が舞い込んできたのはもう少し頑張れ!ってことだと思います。腰痛とか言い訳せずにしっかりとトレーニングを積んで皆さんにもう一度良いゴルフを見せたい」と語った。
背水の陣から一転、今回の優勝で3,000万円を獲得して賞金ランキング1位となった久保谷。2017年の戦いが楽しみだ。
毎週月曜よる11時放送!「ぎゅっと週刊国内ツアー」
4/24(月)放送回は「パナソニックオープン」を特集。試合を見逃した方は必見、最終日の大逆転劇をぜひお楽しみに。
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(写真:JGTO)