「頑張る姿を純粋に応援したい」 プロスポーツ選手とスポンサーの理想の関係とは
2016年5月22日(日)午前8:44
プロスポーツ選手やスポーツ界にとって、スポンサーによる支援は必要不可欠なものである。
2016年1月29日、渡邉彩香と昨年までのスポンサー契約から所属契約への変更を発表した大東建託。そこには「さらなる飛躍を目指す渡邉をもっと応援したい」という大東建託の熱い想いがあった。
7月29日より開催される女子プロゴルフトーナメント「大東建託・いい部屋ネットレディス」を主催する大東建託。今回は大会会長を務める代表取締役副社長の門内仁志氏にアスリートを支援する企業の姿勢、そしてトーナメント開催の意義についてお伺いしました。
昨年、渡邉彩香の全英リコー女子オープン出場を後押しした大東建託の心意気
2015年、「全英リコー女子オープン」の出場資格を得た渡邉だったが、契約スポンサーである大東建託が主催する「大東建託・いい部屋ネットレディス」と開催スケジュールが重なるため難しい決断を迫られていた。
そんな渡邉の背中を押したのがスポンサーである大東建託だった。
大東建託株式会社 代表取締役副社長 門内仁志氏
門内氏「新規開催のトーナメントだったので、渡邉プロに大会を盛り上げて欲しいという気持ちはありましたが、全英リコー女子オープンへの出場が決まった時は、純粋に世界で活躍する姿を見たいという応援する気持ちでいっぱいでした。ただ、私たちのトーナメントに渡邉プロがいないのは娘を嫁に出したかのような・・・そんな寂しさもありましたね。」
当時を振り返り渡邉は「スポンサーから快く送り出してもらえたことは本当に嬉しかったです。」と感謝の言葉を口にしていた。(7月3日放送「大東建託presents ゴルフ真剣勝負 the MATCH原江里菜vs渡邉彩香」より)
今年は「全米女子オープン」、「インターナショナルクラウン」とアメリカでの試合が続き、過密スケジュールとなるため、「全英リコー女子オープン」には出場せず、「大東建託・いい部屋ネットレディス」への出場を決めた渡邉。
「プロである以上は応援してもらっているスポンサーの大会で優勝することは目標でもあります。大東建託・いい部屋ネットレディスも優勝したい大会の一つなので、アメリカから帰国してすぐの開催ではありますが、勝ちにいきたいと思います。」と抱負を語る。
選手とスポンサーがお互いを想い、築き上げる信頼関係。その根幹には“頑張る姿を応援したい"という大東建託の純粋な想いがあった。
ゴルフトーナメントを通じたつながり
一昨年、創立40周年を迎えた大東建託は、未来に繋がる取り組みとして“情熱をもって挑戦するアスリート"を支援する活動をスタート。その一環で昨年、第一回「大東建託・いい部屋ネットレディス」を開催した。
門内氏「以前よりステークホルダーの皆様やお客様と何か感動を分かち合い、一緒に喜べるような“つながり"を持てることはできないだろうかと考えていました。創立40周年という良いタイミングでトーナメント主催のお話をいただき、開催する運びとなりました。開催を発表した時には社内もお客様も含め大いに盛り上がりました。」
開催後も熱が冷めることなく予想以上の反響があったという。
門内氏「我々はモノを作って売ったら終わりというビジネスではなく、地主やオーナーの方々と永い関係でもあります。会社の規模が小さかった古くからお付き合いのあるお客様には『ゴルフトーナメントを開催するくらい大きく成長したのですね』と大変喜んで頂けました。トーナメントが終わった後も取引先との話題作りにも繋がり、様々な側面で会社全体が活性化したと思います。」
「感動の共有」、ゴルフトーナメントは一つのお祭り
第一回大会を無事に終えた裏には“気配りに対する共通の価値観"と“チームワーク"があった。
門内氏「毎年、5,000人規模で全国のお客様を招待するイベントを開催していますが、運営は全て社内スタッフで実施していますので、そういった経験も活かされたと思います。常日頃から心がけている“気配りに対する共通の価値観"があったことで、トラブルなく対応出来た部分はあると思います。また、トーナメントはスポンサー企業だけではなく、選手、協会、テレビ局など多くの関係者によって作られるもので、お互いが尊敬し、助け合い、相乗効果を生み出すことで一つのイベントが成立していると感じました。」
イ・ボミ、アン・ソンジュ、原江里菜らによる白熱の優勝争い。最後は原が逃げ切り、約7年ぶりとなる涙の復活優勝で幕を閉じた。
門内氏「選手が頑張る姿は本当に美しいものでした。トーナメントを開催する中でいくつもの感動をギャラリーや関係者含め、会場にいた全ての人と共有できたことが何より嬉しかったです。皆で協力して作り、感動を分かち合う、“一つのお祭り"を終えたような晴れ晴れとした気分でした。」
ディフェンディングチャンピオンの原江里菜と大会ホステスプロの渡邉彩香がマッチプレーで対決!【7月3日(日)10時30分?放送】
未来のアスリートを支援する「チーム大東」プロジェクト
トーナメント開催週の月曜日には将来プロゴルファーを夢見る小学5年生から高校3年生まで、60名が参加する「ジュニアトーナメント」を開催。上位入賞者は大会最終日の全組ティーオフ後にトーナメントの雰囲気そのままに9ホールがプレーできる。
門内氏「創立40周年を機に、スポーツに情熱を持って挑戦する未来のアスリートを支援する“チーム大東"プロジェクトを推進しています。その一環としてジュニアトーナメントを開催しました。ここで活躍したジュニアの子供たちが、将来日本代表として世界で活躍していただける一助になりたいと思っています。」
アスリートの支援、トーナメント開催、ジュニア育成のサポート、全てに共通する『頑張る姿を応援したい』という純粋な想い。
所属契約を結ぶ渡邉に対しても、「期待することはありません。我々はただ応援したいだけです。応援する側にとっては、彼女が頑張って結果を残して、笑顔で喜んでいる姿を見ることが一番嬉しいです。」とエールを送る門内氏。
全米女子オープンに向けて3日に渡米した渡邉。日本代表に選ばれて、「大東建託・いい部屋ネットレディス」が凱旋試合となるか。いよいよ、全米女子オープン終了後にリオ五輪代表が決まる。
【参加者募集中】未来のプロゴルファーを目指して!トーナメントコースに挑戦
「大東建託・いい部屋ネットレディス」開催週の7/25(月)に小学5年生から高校3年生までを対象とした「大東建託・いい部屋ネットレディス ジュニアトーナメント」が開催されます。上位入賞者は大会最終日の全組ティーオフ後にトーナメントの雰囲気そのままに9ホールがプレーできます。奮ってご応募下さい。
【詳細】「大東建託・いい部屋ネットレディス ジュニアトーナメント」参加お申込み応募締め切り:7/15(金)消印有効
大東建託 presents ゴルフ真剣勝負 the MATCH?原江里菜 vs 渡邉彩香?
番組ではマッチプレーのほか、原プロと渡邉プロによるワンポイントレッスンやそれぞれのキャディバッグの中身を紹介するコーナー、プライベートトークなど盛りだくさんの内容です。昨年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で優勝した原江里菜プロのエピソードや犬が大好きという渡邉プロのオフの過ごし方、トーナメント中の“ゲン担ぎ"についてなどプロ二人だけの女子トークも必見です!