昨季覇者・片山が節目の30勝目狙う 金は賞金王確定へ
2015年11月25日(水)午後0:52
国内男子ツアーのカシオワールドオープンが26日、高知県のKochi黒潮カントリークラブで開幕を迎える。賞金王争いもいよいよ佳境を迎え、来季賞金シードも今大会で確定。各選手がそれぞれの目標達成に闘志を燃やす中、昨季覇者・片山晋呉は連覇でのツアー30勝目を狙う。
2週前の三井住友VISA太平洋マスターズで今季初勝利を挙げた片山は、前週大会で11位タイに入ったことで、ついに尾崎将司に次ぐ史上2人目の生涯獲得賞金20億円超えを達成。今週は、もうひとつの目標である年内のツアー30勝目を目指す戦いとなる。昨季は“弟子"の冨山聡に3打差をつけて勝利を収めているが、今季も同様の「横綱ゴルフ」で自身の節目を連覇で飾りたいところだ。
注目の賞金王争いは、金庚泰(韓)が約6,400万円差のトップを快走中。体調が万全でない中で前週大会9位タイと健闘を見せたが、タイトル確定には至らなかった。正念場を迎えている同ランク2位の宮里優作は、前週に次ぐ今季2勝目で金に待ったをかけたい。同3位の選手会長・池田勇太の奮起にも期待がかかる。
また、次週の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が出場選手の限られるエリートフィールドでの開催となるため、来季シード権を巡る戦いも今週で決着。今大会終了後の賞金ランク上位75名に食い込むため、当落線上の選手は背水の陣で今大会に臨む。
賞金レースやシード争いなど見どころ満載のフルフィールド最終戦には、国内2勝目を目指すホストプロ・石川遼や開催コース所属の片岡大育のほか、小田孔明、小平智ら多くの強豪がフィールド入り。最終戦前の重要な一戦、高知の熱い4日間を制するのは一体誰になるのか。