国内男子ツアーの今季公式戦第3戦、日本オープンゴルフ選手権競技が17日、兵庫県の六甲国際ゴルフ倶楽部 東コースを舞台に第3ラウンドの競技を終了。小平智が通算13アンダーまでスコアを伸ばし、今季初勝利に王手をかけた。

　第2ラウンドで11バーディを奪い、単独首位に躍り出た小平。この日は3番でボギーが先行したものの、4番、8番でバーディをマークし、前半を1アンダーで折り返す。さらに後半に入り14番からの3連続バーディで一気に後続を引き離しにかかったが、上がり2ホールで連続ボギーを喫し、5バーディ、3ボギーの2アンダー72でホールアウト。最終日に向けて嫌な上がりホールとなったものの、2ストロークのリードを守り切ることは出来るだろうか。

　通算11アンダーの単独2位には、3アンダー69でラウンドした池田勇太。通算9アンダーの単独3位には宋永漢（韓）。通算8アンダー単独4位には黄重坤（韓）がつけている。単独2位から出たアマチュアの金谷拓実（広島国際学院高2年）は、1オーバー71とスコアを落としはしたものの、通算8アンダー5位タイにとどまっている。

　一方、2013年マスターズ王者のアダム・スコット（豪）は、5番から連続ボギーを喫するなど、2バーディ、4ボギーの2アンダー74でラウンド。通算2アンダーで小田孔明、矢野東と並び16位タイに後退している。22歳の堀川未来夢は通算2オーバーで藤田寛之、山下和弘と同じ39位タイとなっている。