ドン杉原氏、岡本綾子氏らが日本ゴルフ殿堂入り!
2014年12月17日(水)午後1:03
日本のプロゴルフ界に偉大な功績を残した先人に感謝と敬意をあらわす目的で2012年から始まった「日本プロゴルフ殿堂」は16日、都内で第3回目となる殿堂入りメンバーを発表。今年はレジェンド部門として石井朝夫氏、陳清波氏の2名、プレーヤー部門では故・杉原輝雄氏、岡本綾子氏が新たに歴史の1ページに名を刻んだ。
レジェンド枠の両氏は、1960年代の日本ゴルフ界を代表する名プレーヤー。石井氏は63年に関東オープン、日本シリーズに勝ち、同年はワールドカップ日本代表にも選出されて団体で8位、個人では9位と健闘、アジアでも活躍した。陳氏は名著『近代ゴルフ』でプロのみならず、アマチュアゴルファーにも大きな影響を与え、64年から3年連続で招待されたマスターズでは、その全てで予選を通過を果たしている。
一方のプレーヤー部門には、2011年11月に前立腺がんのために74歳で逝去した“ドン”こと杉原氏の名前が。卓越した技で日本を代表するプレーヤーに上り詰めた同氏は、関西オープン&関西プロで同一大会最多勝記録となる9勝をマーク。06年つるやオープンでは68歳311日の最年長予選通過記録を、10年中日クラウンズでは同一大会51年連続出場の世界記録を打ち立てるなど、晩年もゴルフ界で輝く存在だった。
また、米女子ツアー通算17勝、日本ツアー通算44勝と国内外で活躍した岡本氏もプレーヤー部門で選出。岡本氏は「樋口さん、青木さん、ジャンボさんの諸先輩には競技者として数字では及びませんでしたが、国内外で活躍できたことで殿堂入りできて光栄です。これからは、若い人たちが世界に羽ばたくのを、何らかの形でお手伝いできると信じてやっていきたいと思います」と、喜びのコメントを語っている。
尚、顕彰セレモニーは、来年2月16日に日本橋三越本店にて行われ、当日は一般の観覧も可能となるとのことだ。