国内男子ツアー 今年の顔となるか!?二試合連続2位の山下和宏
2015年5月4日(月)午後1:10
(写真提供:JGTO)
国内男子ツアー第2戦「中日クラウンズ」最終日、片山晋呉とトップタイでスタートした韓国のI・J・ジャンが後続を寄せ付けず、2位の4打差で快勝した。開幕戦「東建ホームメイトカップ」に続いて海外選手の優勝となったが、日本人選手の優勝を期待するゴルフファンも多いことだろう。
女子に遅れること一ヶ月、4月に開幕した国内男子ツアー。先に開幕した女子ツアーは開幕から二戦続けてテレサ・ルー、李知姫と海外勢が優勝したが、3戦目以降は飯島茜、笠りつ子らの復活優勝、菊地絵理香、藤田光里がツアー初優勝を達成するなどニューヒロイン誕生で盛り上がりを見せている。
男子ツアーはまだ二戦を終えたばかりだが、ニューヒーロ誕生が期待される。そんな中、今年の日本人プレーヤーで注目と言えばこの選手ではないだろうか。
開幕から二試合連続で2位フィニッシュとなったツアー17年目、41歳の山下和宏だ。
開幕戦では自身9度目の最終日、最終組でのラウンドでツアー初優勝に挑んだが、あと一打及ばず単独2位。「中日クラウンズ」ではトップと2打差の3位タイからスタートしたが、「69」と優勝には届かず2位タイで終えた。
山下はこれまでも優勝のチャンスはあったが、ものにすることは出来なかった。いつしか“最終日最終組"は山下にとって鬼門と取り上げられるまでになった。昨年も石川遼が2年ぶりのツアー優勝を果たした「セガサミーカップ」と「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」では最終日最終組だったが優勝とはならなかった。
ツアー未勝利の山下だが、ここ3年の賞金ランキングは(2014年)30位、(2013年)16位、(2012年)22位と、これまで7年連続でシード権を維持するなど安定したプレーを見せている。その安定感は平均スコアにも表れている。特に注目なのが3日目の平均スコアが良いことだ。
【平均スコア 全ラウンド】
2014年:70.99(36位)
2013年:70.61(9位)
2012年:70.70(17位)
【平均スコア 3日目のみ】
2014年:70.13(9位)
2013年:69.52(3位)
2012年:70.23(11位)
よくゴルフでは“ムービングサタデー"と言うが、まさに山下のことかもしれない。
残すところはやはり最終日、優勝争いの中いかにスコアを伸ばすか。ツアー初優勝は“サンデーバックナイン"にかかっているのかもしれない。
今季2戦連続の2位と好調の山下だが、中日クラウンズ終了後には優勝を逃した悔しさを滲ませた。
次戦は5/14(木)に開幕する今季メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会日清カップヌードル杯」。「日本プロ」と言えば、2011年に河井博大が当時プロ16年目39歳にしてツアー初優勝を飾った大会でもある。山下もメジャーで悲願達成となるか期待したい。そして、“プロゴルファー日本一"を争う大会、国内男子ツアーのニューヒーロー誕生に期待したい。
【関連リンク】2015年日本プロ日清カップ開催コース発表「優勝スコアが10?15アンダーになるアグレッシブな大会に」
国内メジャー初戦はとことん1番ホール生中継
1926年に創設された、日本のプロゴルフトーナメントで最も古い歴史を持つ大会。今年は埼玉県にある太平洋クラブ江南コースで開催される。ゴルフネットワークでは、注目の国内メジャー初戦を「とことん1番ホール生中継」でお届けします。武蔵野の自然に広がる同コースのスタートホールは、真っ直ぐなパー5。気持ちよくドライバーを振り抜き、好発進したいホールだ。
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