マスターズを沸かせた“オーバー50”たちが、その勢いのままに主戦場である米チャンピオンズツアーで激突する。

　同ツアーのグレーター・グウィンネット選手権は現地時間18日、ジョージア州のTPCシュガーローフを舞台に開幕。前週のマスターズで8位タイに入った56歳のベルンハルト・ランガー（独／今大会ディフェンディング・チャンピオン）、同舞台20位タイの54歳フレッド・カプルス（米）が今度はツアーを盛り上げる。

　さらに、マスターズでメジャー最年長V（これまでの記録は1968年全米プロゴルフ選手権でジュリアス・ボロスが記録した48歳4か月18日、マスターズではジャック・ニクラウスが1986年にマークした46歳2か月23日）に迫る単独4位に入り、大きな驚きをもたらした50歳のミゲール・A・ヒメネス（スペイン）がついにチャンピオンズツアーデビューを飾ることでも注目されている。

　これまで欧州ツアーを主戦場に戦ってきたヒメネスは、今季欧州、アジアン両ツアー共催の香港オープンで連覇（前回開催は2012シーズン）を果たし、自身が持つツアー最年長V記録（49歳337日）を塗り替え通算20勝目を挙げるなど、まだまだ現役モード満点。メジャーでも優勝争いをしたとあって、今後はチャンピオンズツアーの脅威となりそうだ。

　また、昨年5月のシニアPGA選手権を制した井戸木鴻樹もあれ以来のツアー出場を続けている。今週は国内シニアツアーの開幕とぶつかるが今大会出場を選択。金星を狙っている。