藤田、ファイナルQT1位通過に続き新人戦V!
2013年12月14日(土)午前10:33
来季のツアー出場権をかけたファイナルQTで堂々の1位通過を果たした19歳、藤田光里がプロ初優勝を飾った。
今年のプロテスト合格者20人が激突する国内女子ツアーのLPGA新人戦加賀電子カップは千葉県のグレートアイランド倶楽部を舞台に13日、最終ラウンドの競技を行い、初日(第1ラウンド)単独トップの藤田が逃げ切ってプロ初勝利を挙げた。
強風が吹いたこの日、各選手ともスコアメイクに苦しむ中、藤田も3バーディを奪いながらボギー4つ、ダブルボギー1つを叩き3オーバー75と苦戦。しかし上がってみればただひとりトータルスコアをアンダーパー(通算1アンダー)にまとめ、2位に食い込んだ成田美寿々(通算イーブンパー)に1打差をつけ勝利をものにした。
上がり2ホール連続ボギーに藤田は「悔しいです」と言いながらも、ファイナルQTで後続に6打差をつけ1位通過を果たした勢いそのままの結果に笑顔が弾ける。フル参戦権はすでに手中にある。260ヤードのビッグドライブを武器に戦う道産子(北海道出身)の来るべきシーズンでの活躍が楽しみだ。
一方、すでにツアー2勝の実績を持つ成田は1打差の2位という結果に「2勝しているものとして、実力を見せたかった」と悔しさを滲ませた。
その他、通算2オーバー3位タイに鎌田ヒロミと田口晴菜が入り、通算5オーバー単独5位に小橋絵利子。今年のプロテストトップ合格の倉田珠里亜は通算9オーバー11位タイに終わっている。