妻に捧げる連覇を狙う小林
2013年9月25日(水)午前11:03
小林正則が結婚後初めての優勝を連覇で飾ろうと目論んでいる。
国内男子ツアーとアジアンツアー共催のアジアパシフィック パナソニックオープンは26日、大阪府の茨木カンツリー倶楽部を舞台に開幕。総額1億5,000万円、優勝3,000万円の賞金をかけて、両ツアーの精鋭たちが激突する。
2008年から続く同大会では、アジアンツアーですっかりおなじみとなった平塚哲二が一昨年の第4回大会で優勝。昨年の第5回大会では、やはりアジアで数多くプレーしている小林が勝って経験値の高さを証明して見せた。その小林はこの7月に約1年間の交際を経て麻理子さんと入籍、一家の主となった。9月第1週の新婚旅行は欧州、アジア両ツアー共催のオメガ・ヨーロピアン・マスターズ出場もかねてスイスとなったが、カットラインに5打及ばず予選落ちに終わった苦い思い出がある。それだけに今大会には連覇と共に、妻に捧げるツアー3勝目を期して臨むことになる。
前週のANAオープンゴルフトーナメント優勝の小田孔明、2位タイに入った片山晋呉も参戦。一昨年王者の平塚らも交えて、3週後に控えた“大一番”日本オープンゴルフ選手権競技(10月17?20日/茨城県、茨城ゴルフ倶楽部 東コース)に向けて、勝利という名の自信を得ようと乗り込んでくる。また、5月のシニアPGA選手権でメジャー王者となった井戸木鴻樹が、地元大会とあって今季レギュラーツアー初参戦するのも見どころの一つだ。
もちろんアジア勢も実力者が勢ぞろい。アジア人として初めてメジャータイトルを取ったY・E・ヤン(韓)や、昨年のアジアンツアー賞金王タワン・ウィラチャン(タイ)らがビッグタイトル獲得に燃えており、激戦必至の様相を見せている。