連覇を狙う武藤が好発進! 首位は横尾ら4人が並走
2013年8月22日(木)午後6:26
およそ1か月半の夏休み期間を挟み再開された国内男子ツアーは、22日に兵庫県のオリムピックゴルフ倶楽部で関西オープンゴルフ選手権競技が行われた。第1ラウンドは4アンダー68をマークした横尾要、今野康晴、パク・エスジェイ(韓)、金兵俊(韓)の4人がトップを並走。1打差の5位タイから、松山英樹が在籍する東北福祉大学の佐藤大平ら、2人のアマチュアを含む8人が追う混戦模様となっている。
久保谷健一が前日の練習中に熱中症にかかるなど炎天下の中で行われた第1ラウンド。気を吐いたのはディフェンディング・チャンピオンの武藤俊憲だった。出だしの2番、3番を連続バーディとすると、575ヤードの7番パー5でも持ち味の飛距離を武器にバーディ奪取に成功。その後は1バーディ、2ボギーにスコアをまとめ、2アンダー70の13位タイでホールアウトした。
1991年大会を最後にツアー競技から外れ2009年大会から復活した今大会は、再開以降まだ連覇を達成した選手がいない。奇しくもこの日、武藤の出身校である群馬県の前橋育英高校が初出場で甲子園(全国高校野球大会)を制覇。母校の活躍に刺激を受ける武藤も、この難業を達成して新たな歴史の扉を開ける心積もりだ。
そのほか上位勢は武藤と同じ2打差の13位タイに、こちらも東北福祉大出身の池田勇太と谷原秀人に加え、五十嵐雄二、丸山大輔、松村道央など実力者がずらり。今季ここまで白星のない谷口徹は1オーバー73で回り、58位タイから巻き返しを狙う。