イーグル締めの藤田が単独トップに! 1差単独2位にB.ワトソン
2014年11月14日(金)午後5:54
国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズは14日、静岡県の太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日トップタイから出た藤田寛之が3アンダー69をマーク、通算スコアを8アンダーまで伸ばしてひとり馬群を抜け出した。
小田孔明に奪われた賞金ランクトップ奪回へ。2日目はバッバ・ワトソン(米)ら4人と共にトップからスタートした藤田。しかし、14ホールを終えてイーブンパーと、スコアを伸ばすことが出来ないまま一時トップから後退する。だがそこは2012年賞金王の実力者。16番でバーディを奪うと、最終18番で値千金のイーグル奪取に成功し、単独首位で決勝ラウンド進出を決めた。
今大会の優勝賞金は3,000万円。現在賞金トップの小田が予選落ち(通算7オーバー76位タイ)に終わったため、優勝を決めればランキングが再び入れ替わる。以前、アジアパシフィックオープンVでトップに浮上した際には「前は魅力を感じていなかったけど、一度頂点に立ってみて分かった。ゴルファーとして最大の勲章だと。前回よりも欲しい気持ちはある」と2年ぶり2度目の王座へ気持ちを見せた藤田。再浮上となるか?
通算7アンダー単独2位に招待選手のワトソン。この日も規格外の飛距離でギャラリーを沸かせた“飛ばし屋”は、10番パー4でイーグルを奪うなどその力を如何なく発揮してみせた。以下上位陣は、通算6アンダー3位タイにデービッド・オー(米)と崔虎星(韓)、通算5アンダー5位タイに武藤俊憲、山下和宏、呉阿順(中)らが続く展開。一方、初日14位タイ発進のディフェンディング・チャンピオン谷原秀人は、2つスコアを落とし通算1オーバー41位タイに順位を下げた。
また、前日40位タイと出遅れた石川遼は、期待された2日目もチャージならず。前半に2つのダブルボギーを喫するなど3オーバー75と崩れた。それでも通算4オーバー60位タイはカットラインぎりぎりで予選通過。今週は好調とは言えないが、それでもなんとか決勝ラウンド進出を決めただけに、残り2日は石川らしいバーディ攻勢を期待したい。