国内男子ツアー開幕、小田孔明が単独首位! 藤本11位タイ発進
2013年3月14日(木)午後9:39
ワンアジアツアーとの共催で行われている国内男子ツアー今季開幕戦、タイランドオープンは現地時間14日、タイのタナシティG&スポーツCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。実に11個のバーディを奪った小田孔明が8アンダー64で単独首位発進を切った。1打差の2位タイグループには昨季国内ツアーのカシオワールドオープンゴルフトーナメントで完全優勝を果たしている20歳の黄重坤(韓)、チョ・ミンギュ(韓)ら6人が並ぶ激戦となっている。
今季の目標に「ツアー3勝以上」「国内メジャー優勝」「賞金王」を掲げている小田が、国内ツアー初戦で会心のゴルフを披露した。この日アウトスタートの小田は出だしの2番でバーディを奪うと、そこから怒涛の6連続バーディ。8番をボギーとするも前半を5アンダー31の好スコアで折り返す。後半も小田の勢いは止まらない。10番、11番でもバーディを奪取すると、14番のバーディでついに単独首位に浮上する。だが、直後の15番に試練が待っていた。このホールでまさかのダブルボギーを叩くと、順位も一気に7位タイグループに後退。それでも16番、18番でバーディを取り返し、終わってみれば8アンダー64の単独首位。今季用具契約を一新した小田がまずは“ツアー1勝”に向け好スタートを飾っている。
また、昨季はツアールーキーながら5月の日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hillsで優勝、賞金ランキングでも5位に入り強烈な印象を残した藤本佳則も5バーディ、ノーボギーと健闘。5アンダー67で谷原秀人、矢野東、今野康晴らと並ぶ11位タイにつけている。
その他上位陣では、ディフェンディング・チャンピオンのクリス・ウッド(英)、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)の欧州勢2人が藤本らと並ぶ11位タイ、深堀圭一郎が4アンダー68で22位タイ、3アンダー69の32位タイグループに武藤俊憲、久保谷健一、宮里優作ら。ライダーカップ欧州チームの新主将に任命されたポール・マッギンリー(アイルランド)、金庚泰(韓)は2アンダー70の49位タイと上位陣がスコアを伸ばす中でやや出遅れた印象。国内男子ツアー新選手会長の池田勇太は最終ホールでダブルボギーを叩くなどこの日は全く見せ場を作れず、イーブンパー72の99位タイで初日の競技を終えた。
だが、コース距離も比較的短く、イーグルを出す選手が続出していることからも2日目以降に巻き返すことも十分可能だ。2日目以降に飛び出すのは果たして。
タイランドオープン放送予定
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