小平がメジャーの舞台でツアー初V! 松山は猛チャージで7位タイ
2013年6月23日(日)午後5:19
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国内男子ツアーの今季公式戦第2戦、日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hillsは23日、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日単独トップでスタートした小平智が2アンダー70で回り、通算14アンダーで逃げ切りV。メジャーの舞台で嬉しいツアー初優勝を飾った。前日21位タイの松山英樹はこの日のベストスコア5アンダー67をマークし通算10アンダー7位タイで大会を終えた。
この日単独首位からツアー初勝利を狙った23歳の小平は、6番までに4バーディを奪い快調にスコアを伸ばす。ところが、7番でダブルボギーを叩くと、9番もボギーとし1アンダーでハーフターン。前半で後続に並ばれた小平だったが、10番パー5でイーグルを奪い再び単独トップに。その後11番でボギーを叩くなど我慢のゴルフが続いたものの、12番からスコアカード通りのプレーを続ける。
そして2位に1打差の単独首位で迎えた最終18番。2オンに成功すると、最後はしっかりウイニングパットを沈めて初優勝にしてビッグタイトルを手にした。優勝インタビューでは「(パットを入れた瞬間は)頭がまっ白でめちゃくちゃく嬉しかったです」と、声を弾ませた。
優勝の小平を苦しめたのは、2位タイから出たS・K・ホ(韓)とキラデク・アフィバーンラト(タイ)の2人。ともに一時首位タイに立つなど見せ場を作ったが、2アンダー70のラウンドで通算13アンダー2位タイに終わった。
また、前日21位タイに後退した賞金ランキング首位の松山は「(序盤は)いい流れでゴルフができた」と本人も振り返ったように1番から4連続バーディを奪取して最高の滑り出しを見せる。6番でもバーディを加えると、10番、12番でもバーディを奪って通算11アンダーまでスコアを伸ばす。ところが、13番をボギーをすると、15番ではティーショットを隣のホールに叩き込むなどここでもボギーを喫して後退。「途中からうまくプレーできなくて残念でした」と悔やんだ松山だったが、16番パー3でバーディを奪い返すなど、結局この日のベストスコア5アンダー67をマークして今季全試合で続けているトップ10入りを果たした。
その他上位陣は、通算12アンダー単独4位にS・J・パク(韓)、通算11アンダー5位タイに岩田寛とデービッド・オー(米)の2人。松山と並ぶ7位タイにI・J・ジャン(韓)、I・H・ホ(韓)が入った。このほか、片山晋呉が宮里優作らと並び通算8アンダー13位タイ、最終組で回った藤田寛之は5オーバー77を叩き、谷口徹らと並ぶ通算6アンダー22位タイで終戦した。故障からの復帰戦となった池田勇太は通算4アンダー31位タイで4日間の競技を終えている。