国内女子ツアーの一戦で米女子ツアーのアジアシリーズ最終戦でもあるミズノクラシックは3日、三重県の近鉄賢島カンツリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日9位タイ発進のイ・ボミ（韓）がノーボギーの8バーディを量産。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、後続に4打差をつけ単独トップに立った。

　イ・ボミはアウトからスタートすると、1番パー5で幸先良くバーディを奪取。さらに6番からの6ホールで5つのバーディを奪って流れをつかみ、14番、15番もバーディとして8アンダー64をマーク。通算10アンダーまでスコアを伸ばし、後続に4打差の単独首位から最終日をスタートさせることとなった。

　単独2位につけたのは、イ・ボミと同じ9位タイからスタートした森田理香子。森田は前半を3アンダーで折り返すと、後半に入っても11番、12番を連続バーディ、さらに13番パー5をイーグルとしてリーダーボードを急浮上。しかし14番でこの日初めてのボギーを叩くと、勝負どころの16番、17番でもボギーを叩いて4アンダー68にとどまった。それでも通算6アンダーは首位と4ストローク差の単独2位と、逆転優勝に向け好位置を確保している。

　その他上位陣では、通算4アンダー3位タイにチェ・ナヨン（韓）、上原彩子ら5人。通算3アンダー8位タイにはロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のヤニ・ツェン（台）のほか、連覇を狙う上田桃子、ステイシー・ルイス（米）、申ジエ（韓）ら実力者が並んだ。また、通算2アンダー16位タイに横峯さくら、フォン・シャンシャン（中）ら、通算1アンダー23位タイにはインビー・パーク（韓）らがつけている。

　その他の注目選手では、今季米ツアー初優勝を飾った宮里美香が2オーバー74とスコアを崩して通算1オーバー33位タイ。今大会で優勝すれば念願の米ツアーの出場権を獲得できる有村智恵も4オーバー76を叩き、通算10オーバーで出場79人中最下位となる78位タイに沈んでいる。