国内女子ツアーの樋口久子 森永製菓ウイダーレディスが26日、千葉県の森永高滝カントリー倶楽部を舞台に開幕。5アンダー67をマークした竹末裕美、全美貞（韓）の2人が首位タイに立つ中、今季初優勝を目指す横峯さくらが5バーディ、2ボギーの3アンダー69で回り、首位に2打差の6位タイと好スタートを切った。ディフェンディング・チャンピオンの有村智恵は、イーブンパー72のラウンドで31位タイ発進となっている。

　先週のマスターズGCレディースでプレーオフの末に敗れ、惜しくも今季初勝利を逃した横峯。昨年のリゾートトラストレディス以来の優勝を狙い迎えた初日は、4番、5番で連続バーディを奪うと7番、8番でも連続でバーディ奪取に成功。一気にスコアを伸ばしたかったところだが、9番をボギーとすると、13番でもボギーを叩き失速する。それでも、その後パープレーを続けた横峯は、最終18番をバーディで締めくくって3アンダー69でホールアウト。首位の2人に2打差の6位タイと好ポジションを確保した。

　一方、米女子ツアーQTファイナル進出後、初の勝利を連覇で飾りたい有村は、やや出遅れ気味の出だしとなった。3番で幸先良くバーディを奪ったものの、7番で痛恨のダブルボギー。1オーバーで折り返した後半に巻き返しを図る有村は、序盤の10番、12番でバーディを奪い返し、立て直したかに思われたが、17番でボギーを叩きイーブンパー72にとどまった。それでも首位とは5ストローク差。残り2日間で逆転優勝を狙う。

　また、今季米ツアーで初優勝をつかんだ宮里美香は前半3バーディ、1ボギーの2アンダーでプレーするも、後半に1バーディ、2ボギーとスコアを落とし1アンダー71。諸見里しのぶ、金田久美子、李知姫（韓）らと並び19位タイにつけた。

　その他上位陣は、森田理香子、藤本麻子、金ナリ（韓）の3人が4アンダー68で回り3位タイ。横峯と並ぶ6位タイには、今季ウェグマンズLPGA選手権を制したフォン・シャンシャン（中）、野村敏京、北田瑠衣らがつけ、国内ツアー賞金ランク2位のアン・ソンジュ（韓）、服部真夕、不動裕理らが2アンダー70でラウンドし、14位タイの好位置で初日を終えている。