国内女子ツアーのマスターズGCレディースは20日、兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日単独トップの横峯さくらが5つスコアを伸ばして通算12アンダーで単独首位の座をキープした。3打差の単独2位には前日と同じくキム・ソヒ（韓）がつけ、来季の米女子ツアー参戦を目指す有村智恵は通算3アンダー11位タイで最終日を迎えることになった。

　今季初の首位発進を切った横峯はこの日、1番、3番、6番とリズム良くバーディを奪って3アンダーでハーフターン。中盤はスコアカード通りのゴルフが続いたものの、前日と同様14番、15番で連続バーディを奪取し5アンダー67でホールアウト。後続に3打差をつけ、今季初優勝に王手をかけた。

　この日9位タイからスタートした有村は、出だしの1番をバーディとするも6番でボギーを叩きイーブンパーで折り返す。後半に入って12番でバーディを奪うと、14番、15番で連続バーディを奪取。ところが、上がり2ホール連続でボギーを叩き1アンダー71にとどまり、通算3アンダーの11位タイに順位を下げた。

　その他上位陣は、5連続バーディを奪うなどこの日のベストスコアとなる8アンダー64を叩き出した金田久美子が通算8アンダー単独3位に浮上。通算7アンダー単独4位に、後半に6つバーディを奪った森田理香子がつけ、通算6アンダー5位タイに木戸愛、馬場ゆかり、吉田弓美子が続いている。

　また、賞金ランキング2位のアン・ソンジュ（韓）が通算4アンダー8位タイ、賞金ランク首位の全美貞（韓）が有村、2005年大会チャンピオンのポーラ・クリーマー（米）らと並ぶ通算3アンダー11位タイで予選ラウンドを終えた。ディフェンディング・チャンピオンの大山志保は、通算1アンダー29位タイにつけている。

　一方、現在賞金ランク8位の笠りつ子、米女子ツアーからスポット参戦している上田桃子らがカットラインに1打及ばず通算2オーバー52位タイで予選落ちとなった。