いまひとつ調子の上がらない横峯さくらが最高のスタートを切った。

　国内女子ツアーのマスターズGCレディースが19日、兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部を舞台に開幕。ここ2か月トップ10入りがなかった横峯が7バーディ、ノーボギーの快心のゴルフで7アンダー65をマークし、単独トップに立った。

　今季は序盤こそコンスタントに成績を残していた横峯だったが夏場以降に失速。前週の富士通レディースでは予選通過者中最下位の50位タイに終わったが、この日は一味違った。出だしの1番でいきなりバーディを奪うと、5番、7番、8番もバーディとし、4アンダーでハーフターン。後半も11番、14番、15番でバーディを奪い、7アンダー65でホールアウト。後続に2打差をつけ、絶好のポジションをつかんだ。

　来季の米女子ツアー参戦をかけたQTセカンドステージを40位で突破、つい2日前に帰国したばかりの有村智恵も魅せた。1番スタートの前半こそ1バーディ、2ボギーの1オーバーで折り返したが、後半はバーディラッシュ。出だし10番でバーディを奪うと13番もバーディ、15番、16番では連続バーディを奪取し、一気にリーダーボードを駆け上がる。最終18番こそボギーとしたものの、2アンダー70をマークし9位タイ。残り2日間でさらなる上位進出を狙う。

　その他上位陣は、首位に2打差の単独2位にキム・ソヒ（韓）、3打差の3位タイに森田理香子、一ノ瀬優希、ジャン・ウンビ（韓）。3アンダー69の6位タイに木戸愛、金田愛子、アン・ソンジュ（韓）がつけている。

　また、主催者推薦で参戦している2005年のチャンピオン、ポーラ・クリーマー（米）は2アンダー70で、有村、原江里菜、馬場ゆかりらと並ぶ9位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの大山志保はイーブンパー72の23位タイで初日を終えている。