国内女子ツアーの富士通レディースは14日、千葉県の東急セブンハンドレッドクラブ 西コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日8位タイにつけた20歳のツアールーキー、成田美寿々がノーボギーの5アンダー67をマークして通算9アンダーまでスコアを伸ばし、逆転でツアー初優勝を飾った。

　先日20歳になったばかりの成田は首位と5打差の8位タイからスタートしたこの日、出だし直後の2番で幸先良くバーディを奪うと、7番でもバーディを重ね2アンダーでハーフターン。この時点では首位の穴井詩と4ストローク差あったが、11番をバーディとすると16番、17番で連続バーディを奪取し、後半だけで3つスコア伸ばして通算9アンダーでホールアウト。結局、穴井が後半に3つボギーを叩き通算7アンダーまでスコアを落としたため、ツアー初タイトルを手にした。

　また、前日単独2位に浮上した木戸愛は苦しいゴルフとなった。前半に4つボギーを叩きリーダーボードをズルズルと後退すると、後半の12番から痛恨の3連続ボギー。その後、16番でバーディを奪うも時すでに遅し。6オーバー78の大乱調で通算イーブンパー20位タイで終戦した。

　その他上位陣は、前日のトーナメントリーダー穴井が2つスコアを落として通算7アンダー単独2位。通算6アンダー3位タイに大山志保、李知姫（韓）、ルーキーの比嘉真美子の3人が続き、通算5アンダー単独6位に福田裕子が入った。賞金ランク2位のアン・ソンジュ（韓）が通算4アンダー7位タイ、森田理香子が通算1アンダー16位タイ、服部真夕は通算1オーバー27位タイだった。ここ2か月トップ10入りがない横峯さくらは7つスコアを落とし、通算8オーバーで予選通過者中最下位の50位タイに終わっている。