国内女子ツアーの富士通レディースが12日、千葉県の東急セブンハンドレッドクラブ 西コースを舞台に開幕。ツアー初優勝を目指す穴井詩が7アンダー65をマークして単独首位に立った。今季2勝目を狙う木戸愛が2アンダー70で10位タイ、森田理香子が1アンダー71で17位タイとまずまずのスタートを切った。

　2週間前の日本女子オープンゴルフ選手権競技で最終日に自滅し優勝を逃した木戸。その悔しさを晴らそうと今大会に臨んだが、前半はスコアメイクに苦しんだ。出だしからパープレーが続くと、6番でボギー、続く3ホールもパーとなり1オーバーでハーフターン。ところが後半に入ると一転、10番でバーディを奪うと12番、15番でバーディを重ね快調にスコアを伸ばす。その後17番でボギーを叩いたものの、最終18番をバーディで締めて2アンダー70でホールアウト。首位と5打差の10位タイと逆転可能な位置につけている。

　先月2年ぶりのツアー2勝目を飾るなど今季好調の森田はこの日、前半を1バーディ、1ボギーのイーブンパーで終えると、後半は2バーディ、1ボギーのラウンドで1アンダー71。藤本麻子、青山加織と並ぶ17位タイ発進となった。

　その他上位陣は、首位に1打差の単独2位に山村彩恵、3打差の3位タイに若林舞衣子、李知姫（韓）ら。3アンダー69の7位タイにアマチュアの保坂真由のほか、菊地絵理香、香妻琴乃がつけている。

　また、ここ2か月トップ10入りがない横峯さくらは2バーディ、2ボギーでプレーしてイーブンパー72。服部真夕、笠りつ子、藤田幸希らと共に28位タイにつけ、現在賞金ランク2位のアン・ソンジュ（韓）は1オーバー73で回り、ルーキーの比嘉真美子、一ノ瀬優希と並ぶ38位タイとやや出遅れている。