野村ベストスコアで23位タイ 藍62位タイ 優勝はJ.コルダ
2014年1月27日(月)午前9:07
昨年、米女子ツアーのクォリファイング・トーナメント(QT/予選会)で上位に入り、日本のシード権を返上してまでアメリカ一本にかける野村敏京が、最終日のベストスコア(タイ)をマークしてリーダーバードを駆け上がった。
同ツアー開幕戦、ピュアシルク・バハマLPGAクラシックは現地時間26日、バハマのオーシャンクラブGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。44位タイからスタートした野村は6バーディ(1ボギー)の猛攻でスコアを伸ばして迎えた最終ホール(パー5)、起死回生のイーグル奪取に成功。この日のベストスコアに並ぶ7アンダー66の猛チャージで通算9アンダーまで伸ばし、23位タイに順位を上げ有終の美を飾った。
長打力が魅力の野村だが、なんといっても最終日はパットが冴え渡った。18ホールで22パットとグリーン上で魅せ、世界ランキング3位のステイシー・ルイス(米)やモーガン・プレッセル(米)らと並ぶベストスコアを叩き出し、アメリカでも十分戦えることを証明して見せた。
一方、エース・宮里藍はこの日も不発。3バーディ、1ボギーの2アンダー71にまとめたが、消化不良は否めない。結局通算イーブンパーは62位タイの下位に沈み、開幕戦からのスタートダッシュとはならなかった。
また、上原彩子は6バーディ、2ボギーの4アンダー69と4日目にして初の60台をマーク。通算5アンダーは前日の50位タイから33位タイに順位を上げ、開幕戦をまずまずの形で締めくくった。
優勝争いは前日トップのチェ・ナヨン(韓)が伸び悩む間にルイスとジェシカ・コルダ(米)が猛チャージ。一進一退の攻防を繰り広げ通算18アンダーで並び最終18番へ。ルイスのセカンドショットがグリーンをオーバーし、5メートル弱のバーディパットも沈めることが出来ずパーでホールアウトする中、上がり2ホール連続バーディを奪ったコルダが逆転V。2012年の開幕戦優勝(ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン)以来のツアー通算2勝目を再びシーズン開幕戦で達成した。
1打差の単独2位にルイス、3打差の3位タイにチェとポーナノン・パットラム(タイ)、ポーラ・クリーマー(米)、リゼット・サラス(米)が入り、野村らと同じ7アンダー66と爆発したサンドラ・ガル(独)とクリステル・ボールジョン(オランダ)が通算15アンダーでリディア・コ(ニュージーランド)らと並び7位タイに入った。
≪ピュアシルク バハマ クラシック放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/lpga2014_puresilk_s/