今大会で第40回を記念する国内女子ツアーのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントは23日、宮城県の利府ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日猛チャージを見せ2位タイに浮上した森田理香子が、この日も6バーディ（1ボギー）を重ねて逆転で今季初優勝を飾った。

　首位の茂木宏美から1打差で最終日の競技をスタートさせた森田。立ち上がりからパープレーが続く我慢のゴルフを強いられるが、7番、8番で連続バーディを奪うと9番で茂木がボギーを叩き首位タイに並んで折り返す。そして後半出だしの10番をバーディとし遂に単独トップに躍り出ると、その後再び茂木に並ばれたが迎えた16番でバーディ奪取に成功し、対する茂木が痛恨のボギーを叩いたことで2打差をつけ、このまま5アンダー67でフィニッシュ。トーナメントレコードとなる通算14アンダーで、ツアー初優勝を飾った2010年の樋口久子IDC大塚家具レディス以来となる通算2勝目を手にした。

　森田との競り合いの末に惜しくも敗れた茂木は、この日5バーディ、3ボギーと2つしかスコアを伸ばせず通算12アンダーで単独2位。森田と同じ2位タイスタートのリ・エスド（韓）が、さらに1打差の通算11アンダー単独3位に入っている。

　また、首位と5打差から逆転優勝を狙った有村智恵は、この日6バーディ、1ボギーの5アンダー67の好スコアをマークし、通算10アンダー単独4位でホールアウト。優勝にこそ手が届かなかったが、次週には今季公式戦第3戦となる日本女子オープンゴルフ選手権競技（27?30日／神奈川県、横浜カントリークラブ 西コース）が控えており、国内メジャー2勝目に向けて弾みをつける形で今大会を終えた。

　その他、ディフェンディング・チャンピオンのフォン・シャンシャン（中）は、3つスコアを伸ばし通算8アンダー単独6位。現在賞金ランキングトップの全美貞（韓）は通算6アンダーで服部真夕、金田久美子らと並び8位タイで3日間の競技を終えている。