I.パーク大差で歴史的快挙達成! 藍11位タイで終戦
2013年7月1日(月)午前9:28
インビー・パーク(韓)が63年ぶり史上2人目となる開幕からのメジャー3連勝を成し遂げた。
今季メジャー第3戦、第68回 全米女子オープンは初開催のニューヨーク州のセボナックGCを舞台に現地時間30日、最終ラウンドの競技を終了。後続に4打差をつけ独走態勢で最終日を迎えたパークが2つスコアを落としながらも通算8アンダーで逃げ切り、1950年のベーブ・ザハリアス以来史上2人目のメジャー3連勝(開幕から)を達成、年間グランドスラムにまた一歩前進した。
「昨日の夜は凄く緊張していたけれど、コースに来たら不思議と落ち着いて普段通りのゴルフが出来ました。歴史に名を刻むことが出来て本当に光栄です。(次のメジャー)全英リコー女子オープン? あんまりプレッシャーをかけないで下さい(笑)」と達成感を滲ませ笑顔で優勝の喜びを語ったパーク。ウイニングパットを沈めた瞬間、ディフェンディング・チャンピオンのチェ・ナヨン(韓/通算7オーバー17位タイ)と単独3位に入ったリュウ・ソヨン(韓/通算1アンダー)からシャンパンシャワーで祝福され、普段別々に暮らしている両親も駆けつけ娘の快挙に頬を濡らした。
これで今季6勝目。獲得賞金は早くも200万ドル(約2億円)を超え、2年連続賞金王がほぼ確実な状況だ。最強と呼ばれたアニカ・ソレンスタムやヤニ・ツェン(台)でさえ達成出来なかった年間グランドスラムに向け、ポーカーフェースのチャンピオン、パークの挑戦は続く。
4打差の単独2位にはキム・インキョン(韓)が入り、通算1オーバー4位タイにポーラ・クリーマー(米)とアンジェラ・スタンフォード(米)のアメリカ勢が食い込んだ。
一方、8位タイから上位進出を狙った宮里藍は難コンディションと厄介なピンポジションに苦しみ2バーディ、4ボギーの2オーバー74止まり。通算4オーバーは11位タイとトップ10入りは逃したが「今日が一番タフだった気がします。風も強かったし、ピンポジションも難しかったです。でも、初日の出遅れを考えると3日間よく我慢出来たと思います。収穫の多い1週間でした」とサバサバとした表情で4日間の競技を振り返った。
その他の日本勢では、宮里美香が通算10オーバー31位タイ。全米女子オープン初挑戦の上原彩子は最終日に1つもバーディを奪えず、通算11オーバー36位タイに終わった。
尚、上田桃子、有村智恵、佐伯三貴は予選で姿を消している。