アルバトロス発進! S.ウェブスター暫定2位タイ
2014年1月23日(木)午後1:02
スティーブ・ウェブスター(英)がスタートホールで鮮やかなアルバトロスを見せた。
欧州ツアーの中東シリーズ第2戦 コマーシャルバンク・カタール・マスターズは現地時間22日、カタールのドーハGCを舞台に第1ラウンドの競技を行ったが、霧のためスタートが30分遅れた影響で1組がホールアウト出来ずに日没サスペンデッドとなった。
そんな中、10番からスタートしたウェブスターがいきなり派手な見せ場をつくった。パー5の第2打、残り254ヤードをそのままカップインさせるアルバトロスを記録したのだ。「ピンまで254ヤードのややアゲンスト。5Wを持って最高のショットがまっすぐピンに向かっていった。グリーンの向こう側には2人の人がいたと思うんだけど、その1人が飛び上がったんだ。でも、グリーンオーバーして岩に当たったのか、それとも入ったのかわからなかった」とその時の状況を説明した。ツアー史上初のスタートホールでのアルバトロスは、本人にとっては2度目の経験となるが「1ホールを終えて3アンダーなんて初めてだった」と振り返った。
残り17ホールを5バーディ、1ボギーで回り、7アンダー65。暫定単独首位のジョージ・コージー(南ア)には1打及ばなかったが、ダウィー・バン・ダ・ウォルト(南ア)と並ぶ暫定2位タイで、しっかりと優勝を狙える位置につけた。それでも「チャンスはもっとあったのに7アンダーなのは正直言って少し残念。あの勢いなら10アンダーでもよかったのに。でも、良いスタートなのは間違いない」と語り、2007年のポルトガル・マスターズ以来のツアー通算3勝目を狙う。
首位のコージーはこれまで2位(タイを含む)を3回経験しているものの、ツアー未勝利。このビッグチャンスをつかもうと2日目以降のプレーに集中する。
首位と2打差の暫定4位タイにラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)やロス・フィッシャー(英)らがつけており、メジャー4勝のアーニー・エルス(南ア)、同2勝のジョン・デイリー(米)らは5アンダー67で暫定8位タイ。昨季史上初の欧米同時年間王者に輝いたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が4アンダー68で暫定14位タイ。マーティン・カイマー(独)が2アンダー70で暫定43位タイ。前週優勝のパブロ・ララサバル、ミゲール・A・ヒメネス、セルヒオ・ガルシアのスペイン勢は、揃って1アンダー71で暫定60位タイとやや出遅れている。