国内女子ツアー、サイバーエージェント レディスゴルフトーナメントが27日、千葉県の鶴舞カントリー倶楽部を舞台に開幕。この日ともに5バーディ、1ボギーで回った朴仁妃（韓）と全美貞（韓）、さらに7バーディ、3ボギーでラウンドした有村智恵の3人が4アンダー68で首位タイに並んだ。前週ツアー初優勝を飾った大江香織は1バーディ、5ボギーの4オーバー76で82位タイとつまづいた。

　左手首の故障からの完全復活を狙う有村は、スタートホールの1番でボギーを先行させるも3番、8番とバーディを奪って1アンダーでハーフターン。後半も出だしの10番をボギーとしたが、その後は15番からの3連続を含む5バーディ（1ボギー）を量産して4アンダー68でホールアウト。また、朴、全の韓国勢はいずれも前半をノーボギーで回り、後半もボギーは終盤の1つのみと安定したゴルフを披露した。

　一方、前週のフジサンケイレディスクラシックでツアー初Vを飾った大江は前半を2ボギーで終えると、後半に入っても調子が上がらず、12番、13番で連続ボギーを叩くと、17番でこの日唯一のバーディを奪ったが、最終18番もボギーと巻き返しはならなかった。

　その他上位陣は、11番から5連続バーディを奪取したニッキー・キャンベル（豪）、前半の7番以降で5つのバーディを奪った横峯さくらなど6人が3アンダー69でプレーして4位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの不動裕理は3バーディ、1ボギーの2アンダー70で馬場ゆかり、上原彩子らとともに10位タイにつけた。

　また、2年連続賞金女王のアン・ソンジュ（韓）は3バーディ、2ボギーの1アンダー71で諸見里しのぶ、服部真夕らと並び16位タイ。上田桃子は2バーディ、2ボギーのイーブンパー72でプレーして申ジエ（韓）、佐伯三貴ら並んで26位タイとまずまずの初日となった。

　一方で、現在賞金ランク首位の笠りつ子は最終18番にダブルボギーを叩くなど1オーバー73のラウンドで42位タイと苦しいスタートになっている。