国内女子ツアー今季第7戦、フジサンケイレディスクラシックは20日、静岡県の川奈ホテルゴルフコース富士コースを舞台に開幕。この日4アンダー68をマークした佐伯三貴、飯島茜、穴井詩の3人が首位タイに並んだ。1打差の4位タイに馬場ゆかり、原江里菜、下村真由美が続き、2打差の7位タイに横峯さくら、上原彩子ら13人がつける展開となっている。

　各選手が名匠C.H.アリソン設計の難コースに挑んだ初日、首位から2打差以内に19人がひきめく混戦模様となった。そんな中、ツアー6勝の飯島が5バーディ、1ボギーで回り、ツアー4勝の佐伯は6バーディ、2ボギーのラウンド。さらにツアー未勝利の穴井が7つのバーディ（3ボギー）を奪って4アンダー68をマークして3人が首位の座を分け合った。

　賞金女王奪還を目指す横峯はこの日、前半こそ3番でボギーを叩き1オーバーで回るも、後半に挽回。11番、14番でバーディを重ねると、16番、17番で連続バーディを奪取するなど2アンダー70にスコアをまとめ、首位に2打差7位タイの好位置につけた。

　ディフェンディング・チャンピオンの金田久美子はイーブンパーで前半を折り返すも、後半に4ボギー（3バーディ）を叩いて1オーバー73。前週優勝の若林舞衣子、表純子らと共に41位タイ発進となった。

　その他、開幕戦Vの斉藤愛璃が1アンダー71で回り北田瑠衣らと並び20位タイ。諸見里しのぶ、服部真夕らがイーブンパー72のラウンドで29位タイとまずまずの位置につけている。一方で現在賞金ランク首位の笠りつ子は、3オーバー75を叩いて66位タイと苦しい初日となった。