日本勢総出遅れ… 美香46位タイ、藍82位タイ
2014年4月4日(金)午後1:39
6人の日本勢がシーズン最初のメジャーで揃って出遅れた。
米女子ツアー今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権は現地時間3日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。6アンダー66でプレーしたフォン・シャンシャン(中)が単独首位に立ち、朴セリ(韓)、ミッシェル・ウィー(米)が1打差でこれを追走する展開となっている。
そんな中、宮里藍を筆頭に挑んだ日本勢6選手はいずれも苦しい戦いを強いられた。10年連続の大会出場に燃えていた藍は、16歳の実力者リディア・コ(ニュージーランド)と2人でラウンド。11番のバーディで先手を取ったかに見えたが、13番でダブルボギーを叩いてからペースを落とした。ショットも今一つ、パットも入らず四苦八苦した藍は、その後4つボギーを重ねて5オーバー77。気がつけばトップと11打差の82位タイと予選通過も危ぶまれる状況となってしまった。
一緒にプレーしたコは、2バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73で29位タイとまずまずの位置につけた。もう1度同じペアリングで回る第2ラウンドでは、10年選手の貫録を見せて何とか巻き返したいところだ。
昨季メジャー優勝を目標に掲げながら結果を出せず、今季はさらに強い思いで臨んでいる宮里美香も波に乗れない初日となった。1番ボギーでスタートすると4番で一つバーディ取り返したものの、こちらもショット、パットともに今一つ。7番、9番、16番をボギーとして3オーバーまでスコアを落としてしまう。それでも何とか最終18番でバーディを奪い2オーバー74。46位タイとやや出遅れてしまったが、試合は混戦模様なだけにここからの大逆転を狙っている。
久々に海外メジャーに挑んだ横峯さくらは、1バーディ、4ボギーの3オーバー75で野村敏京とならぶ60位タイ。今年はメジャー出場に意欲的だが出鼻をくじかれた。米ツアー2年目の2人もやはり悪戦苦闘した。前週、最終日最終組で回りながら自滅し、リベンジを心にメジャーの舞台に立った上原彩子は、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの4オーバー76で70位タイ。有村智恵は9番のダブルボギーが響いて6オーバー78で92位タイに甘んじている。