A.ノルドクビスト5年ぶりV! 藍崩れ45位タイで終戦…
2014年2月23日(日)午後7:46
アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)が5年ぶりに勝利の美酒に酔いしれた。
米女子ツアーの今季第3戦 ホンダLPGAタイランドは現地時間23日、タイのサイアムCC パタヤ・オールドCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日から首位を走ったノルドクビストがこの日も7バーディ(1ボギー、1ダブルボギー)を奪う猛攻で4アンダー68をマーク。通算15アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位に食い込んだディフェンディング・チャンピオンのインビー・パーク(韓)に2打差をつけ完全優勝を達成した。
ノルドクビストの優勝は2009年のLPGAツアー選手権以来5年ぶり。決勝ラウンドの2日間を65-65の好スコアで回ったベテランのカトリオーナ・マシュー(スコットランド)が通算11アンダー単独3位に入り、復活Vが期待されたミッシェル・ウィー(米)は最終日3つしかスコアを伸ばせず通算10アンダー単独4位に終わった。さらに通算9アンダー5位タイにステイシー・ルイス(米)、ヤニ・ツェン(台)、レクシー・トンプソン(米)らが名を連ねている。
日本勢は、巻き返しを誓い28位タイからスタートした宮里藍がショット、パット共にかみ合わず2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの4オーバー76と崩れ、通算6オーバー45位タイに後退して終戦。パットの名手いわく「生まれて初めて悩んでいる」そうで、グリーン上の修正が急務になりそうだ。
一方、若手は健闘。藍と同じ沖縄出身の比嘉真美子は5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフながらイーブンパー72にスコアをまとめ、通算3オーバー単独35位と今回の日本勢の中で最高位でフィニッシュ。また、米ツアー初参戦の堀奈津佳も4バーディ、3ボギーの1アンダー71をマークし、通算5オーバー42位タイに入った。しかし、有村智恵は1つスコアを伸ばしたものの、通算9オーバーは55位タイに終わっている。
最終日に気を吐いたのが上原彩子だ。前日まで出場70人中70位に低迷していたが、1イーグル、3バーディ、ノーボギーの5アンダー67と爆発。最下位を脱出し、通算12オーバー単独64位に入った。最後まで試合勘が戻らなかった宮里美香は通算14オーバー65位タイ。諸見里しのぶは通算16オーバー69位タイで4日間の競技を終えている。