横峯さくらが前人未到の『100試合連続予選通過』に一歩近づいた。

　国内女子ツアーの今季第18戦、日医工女子オープンゴルフトーナメントは5日、富山県の八尾カントリークラブを舞台に開幕した。悪天候により2時間半の中断を挟んだ第1ラウンドで、横峯が3アンダー69をマーク。5アンダー67でトーナメントをリードした木戸愛、渡邉彩香、ヤング・キム（韓）、イ・ジウ（韓）の4人に2打差の9位タイと好スタートを切った。

　アウトスタートの横峯はこの日、スタートホールの1番から連続バーディを奪い波に乗ると、その後も3バーディ、2ボギーと出入りの激しいゴルフながら3アンダーにスコアをまとめ、ディフェンディング・チャンピオンの全美貞（韓）らと並ぶ好位置を確保。金字塔達成を白星で祝うためにも、残り2日間もアグレッシブなゴルフに徹する腹積もりだ。

　一方、前週行われたアース・モンダミンカップでツアー最少ストローク記録の通算21アンダーをマークし、今季2勝目を挙げたばかりの新鋭・堀奈津佳は出遅れた。出だしは安定したゴルフでパープレーを続けたものの、4番パー4から3連続ボギーを叩く大乱調。後半は何とか2つバーディを取り返したが、1オーバー73は55位タイで2週連続Vに黄信号が灯った。

　その他、トップグループと1打差の5位タイに、先月8年ぶりのツアー3勝目を飾った表純子ら。賞金ランキングトップを独走する森田理香子はノーボギーの2アンダー70で回り、金田久美子、成田美寿々、原江里菜など実力者と同じ19位タイとまずまずのポジションで第1ラウンドを終えている。