L.ドナルド後退 欧米二冠のH.ステンソン2位タイ浮上!
2013年12月7日(土)午前11:11
完全復活を目指すルーク・ドナルド(英)が足踏みする中、昨季の欧米年間王者に輝いたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)がじわりと順位を上げている。
30人のトッププレーヤーだけが出場を許された欧州ツアーの2013-2014シーズン第3戦 ネッドバンク・ゴルフチャレンジは現地時間6日、南アフリカのゲーリー・プレーヤーCCを舞台に雷雨の影響でサスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を終了。昨季のレース・トゥ・ドバイ(賞金レース)で5位に食い込んだジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)が2日間を通してボギー1つに抑え、通算11アンダーで単独トップに立ち、3打差の2位タイにステンソンとライアン・ムーア(米)の2人が並ぶ展開となった。
ノーボギーの5アンダー67をマークし2位タイに浮上した37歳のステンソンは、持ち前の長打力の他、グリーンを外しても粘り強く寄せてパーをセーブする場面が目立ち、好調ぶりが改めて浮き彫りになった格好。2日間で叩いたボギーはわずかに1つ。抜群の安定感で週末に向け大本命に名乗りをあげた。
そのステンソンに3打差をつけて単独トップに立ったドナルドソンは、第2ラウンドの前半を5バーディ、ノーボギーの31で折り返した直後、あるアクシデントに見舞われた。10番パー5のティーショットがフェアウェイバンカーにつかまったのだが、2打目がバンカーの淵に当たり跳ね返った拍子にドナルドソンのシャフトに打球が直撃。そのため1打罰を科されて再びバンカーから4打目を打つはめに。大叩きもあり得る状況だったが、5打目でピンそばにぴたりと寄せ何とかボギーで切り抜けると「あれはナイスボギーだった。ミスを最小限に食い止めることが出来た」と自画自賛。その後2つのバーディを奪い返し6アンダー66の好スコアをマークした。
一方、初日暫定トップ発進のドナルドは、この日消化した第1ラウンドの16番でボギーを叩いてからイヤなムードが漂い、第2ラウンドは3バーディ、2ボギーの1アンダー71で9位タイ(通算5アンダー)に後退。優勝には3日目以降の巻き返しが必要になった。
その他、上位陣は通算7アンダー4位タイに連覇を狙うマーティン・カイマー(独)とトーマス・ビヨーン(デンマーク)、通算6アンダー6位タイに地元での2週連続Vを目指すチャール・シュワーツェル(南ア)、D.A.ポインツ(米)らが並んでおり、地元一番人気のアーニー・エルス(南ア)は通算2オーバー20位タイにとどまっている。