S.ルイス逆転V! アジア勢のメジャー連勝止める
2013年8月5日(月)午前8:00
ステイシー・ルイス(米)が上がり2ホールを連続バーディで締めくくり、逆転でメジャー2勝目を達成した。
米女子ツアー今季メジャー第4戦、第37回 全英リコー女子オープンは現地時間4日、聖地セントアンドリュース オールドC(スコットランド)を舞台に強風のため順延となった第3ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を終了。最終ラウンドの上がり2ホールで連続バーディを奪いイーブンパー72にまとめたルイスが通算8アンダーで先にホールアウト。そこまでトーナメントをリードしていたチェ・ナヨン(韓)が13番、14番、さらに17番でもパーセーブに失敗してルイスに首位の座を譲り、そのままルイスが2011年のクラフト・ナビスコ選手権以来となる2年ぶりのメジャー優勝を成し遂げた。
「ゴルフの故郷で、最終ラウンドをバーディ、バーディで締めくくることが出来るなんて最高です。素晴らしい1日になりました」と逆転Vに感無量のルイス。メジャーではここ10大会アジア勢の優勝が続いていたが、連勝を止めたのはやはりルイスだった。「そのことに関してもすごく興奮しています。アメリカ勢がこれほどメジャーに勝てなかったのは初めてだし、どこに行ってもなぜ勝てないかという質問ばかり受けて来たけれど、もう聞かれなくて済みます」と晴れ晴れとした表情を浮かべた。
2打差の2位に並んだのは一時アジア勢メジャー11連勝かと思われたチェと朴ヒーヨン(韓)。通算5アンダー4位タイに第3ラウンドのリーダー、モーガン・プレッセル(米)とスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が食い込んだ。
一方、メジャー4連勝が期待されたインビー・パーク(韓)は最終ラウンドで6オーバー78と崩れ、通算6オーバー42位タイ止まり。「(最終ラウンドの)出だしで4パットのダブルボギーを叩いてつまずきました。でも4日間プレッシャーの中で戦い抜いたという達成感はあります。勝てなかったけれど、多くを学びました」とサバサバとした表情で緊張の4日間を振り返った。
日本勢はこの日36ホールの長丁場を戦った佐伯三貴と比嘉真美子が揃って通算2アンダーにスコアをまとめ7位タイで終戦。佐伯にとっては6年前に続く今大会2度目のトップ10入り、19歳の比嘉にとっては初メジャーでのトップ10入りとなり、2人は来年の出場権を獲得した。
上原彩子は通算2オーバー17位タイに入ったが、宮里美香は通算11オーバー59位タイ、森田理香子が通算14オーバー65位に終わった。尚、宮里藍、横峯さくら、上田桃子、有村智恵は予選で姿を消している。
≪全英リコー女子オープン放送予定≫
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