日本勢36年ぶり悲願達成ならず 佐伯&比嘉7位タイ
2013年8月5日(月)午前7:33
日本勢の36年ぶりメジャー勝利はならなかったが、やまとなでしこが最後まで見せ場を作ってくれた。
米女子ツアー今季メジャー第4戦、第37回 全英リコー女子オープンは現地時間4日、ゴルフの発祥の地セントアンドリュース オールドC(スコットランド)を舞台に強風順延となった第3ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を行い、ステイシー・ルイス(米/通算8アンダー)が逆転でメジャー2勝目を達成してその幕を閉じた。
そんな中、前日1ホールもプレー出来ず最終日に36ホールの長丁場を戦うことになった上位スタートの佐伯三貴と比嘉真美子に期待がかかったが、一時通算10アンダーまでスコアを伸ばしトップに並ぶ場面もありながら第3ラウンドを通算7アンダー3位タイで終えた佐伯は、最終ラウンドの出だし1番でダブルボギーを叩く苦しい滑り出し。その後も強風の中、思うようなゴルフが出来ず12番までに3つボギーを叩いてズルズルと後退。それでも終盤の14番と16番でバーディを奪い返し勝負強さを見せつけた。
ところがホテル越えの17番パー4のティーショットを右に曲げて痛恨のOB。ラフからの4打目もグリーン左のポットバンカーにつかまってしまう。だが、そこから上手く寄せてワンパットで沈めダブルボギー。5オーバー77にとどまり通算2アンダーで、前回セントアンドリュースで大会が行われたとき(2007年)と同じ7位タイに終わり、期待された日本勢のメジャーVは今回もまたお預けとなった。
一方、初出場のメジャーで随所に光るところを見せた19歳の比嘉は単独9位からスタートした最終ラウンド、難コース相手に苦戦を強いられ1バーディ、4ボギーの3オーバー75とスコアを落としたが、通算2アンダーでフィニッシュし佐伯と並ぶ7位タイと大健闘。来季の大会出場権も獲得し「4日間、毎日とても楽しくてもっともっとプレーしていたい、という気持ちでした」と初々しい笑顔を見せた。
だが結果に満足することなく「トップの選手とのレベルの差を凄く感じた」と新たな課題も見つけた様子。「いつかはそういう(トップと呼ばれる)選手たちと戦っていい勝負がしたい」と前を向いたルーキーの今後の活躍が楽しみだ。
上原彩子は最終ラウンドの終盤3連続ボギーを叩いて5オーバー77止まり。通算2オーバーで来年の出場権にあと一歩及ばず17位タイで4日間の競技を終了した。宮里美香は通算11オーバー59位タイ、森田理香子は最終ラウンドでアンダーパー(1アンダー71)をマークしたが前日の大叩きが響いて通算14オーバー単独65位に終わった。
尚、宮里藍、横峯さくら、上田桃子、有村智恵の各選手は決勝ラウンド進出を逃している。
≪全英リコー女子オープン放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/3tournament/