海外女子
宮里(美)、初優勝ならず! Y.ツェンが逆転V
2009年5月25日(月)午後0:55
米女子ツアーで初めての優勝争いを演じた宮里美香は激戦の末に力尽きた。
今年が最後になる同ツアーの老舗トーナメント、第31回 LPGAコーニング・クラシック(ニューヨーク州、コーニングCC)は現地時間24日、最終ラウンドの競技を終了。通算17アンダーでカン・ソーヨン(韓)と並ぶ首位タイでこの日に臨んだ宮里(美)は3打差以内で10人がスタートする激戦の中、苦闘を強いられた。
1番でいきなりボギーを叩いて一歩後退。2番バーディのカンにいきなり2打差をつけられた。誰もがアグレッシブにプレーする同ツアーらしい最終日の波に、宮里(美)はなかなか乗ることができない。7番でようやくバーディを奪うと、9番、12番でもバーディを重ねて通算19アンダーまでスコアを伸ばした。息を吹き返したかに見えたが、その勢いもここまで。残りのホールはスコアカード通りのプレーしかできず、あと一歩のところで優勝には手が届かなかった。
宮里(美)は2アンダー70で通算19アンダー単独4位。それでもルーキーとして迎えた今季、出場8試合目で最終日最終組を経験し、ホンダLPGAタイランド(6位)以来となる2度目のトップ10入りを果たした意義は大きい。この後のシーズンも大きな期待が持てそうだ。
一方、スコアを伸ばしきれなかった宮里(美)を尻目に、最終組の1組前で回ったヤニ・ツェン(台)がカンと最後までデッドヒートを展開した。17番のバーディにより5アンダー67でフィニッシュし、通算21アンダーで先にホールアウト。同じスコアのカンを待った。カンが最終18番で約1メートルのパーパットを外したことにより、ツェンの優勝が決まった。
ツェンはルーキーだった08年、メジャーのマクドナルドLPGA選手権でいきなり勝ってセンセーションを巻き起こし、ロレックスランク(女子世界ランク)も2位。引退したアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が後継者に指名したほどの実力の持ち主だ。V争いこそ何度もしているものの、マクドナルドLPGA選手権以来、勝利できずにいただけにうれしいツアー2勝目。「1年近く勝ち星を待っていた。1月に優勝スピーチを書いておいたの。何度も惜しいところまで行ったけど勝てなかった。今週は勝利するだけだった」と笑顔でコメント。さらなる飛躍を誓った。
その他、この日7アンダー65と爆発したポーラ・クリーマー(米)が、カンと並ぶ通算20アンダー2位タイ。4アンダー68でラウンドした宮里藍が、通算17アンダーで前日の11位タイから5位タイに順位を上げた。ツアー2年目の上田桃子は通算13アンダー。ミッシェル・ウィー(米)らとともに26位タイで大会を終えた。尚、大山志保は予選で姿を消している。
今年が最後になる同ツアーの老舗トーナメント、第31回 LPGAコーニング・クラシック(ニューヨーク州、コーニングCC)は現地時間24日、最終ラウンドの競技を終了。通算17アンダーでカン・ソーヨン(韓)と並ぶ首位タイでこの日に臨んだ宮里(美)は3打差以内で10人がスタートする激戦の中、苦闘を強いられた。
1番でいきなりボギーを叩いて一歩後退。2番バーディのカンにいきなり2打差をつけられた。誰もがアグレッシブにプレーする同ツアーらしい最終日の波に、宮里(美)はなかなか乗ることができない。7番でようやくバーディを奪うと、9番、12番でもバーディを重ねて通算19アンダーまでスコアを伸ばした。息を吹き返したかに見えたが、その勢いもここまで。残りのホールはスコアカード通りのプレーしかできず、あと一歩のところで優勝には手が届かなかった。
宮里(美)は2アンダー70で通算19アンダー単独4位。それでもルーキーとして迎えた今季、出場8試合目で最終日最終組を経験し、ホンダLPGAタイランド(6位)以来となる2度目のトップ10入りを果たした意義は大きい。この後のシーズンも大きな期待が持てそうだ。
一方、スコアを伸ばしきれなかった宮里(美)を尻目に、最終組の1組前で回ったヤニ・ツェン(台)がカンと最後までデッドヒートを展開した。17番のバーディにより5アンダー67でフィニッシュし、通算21アンダーで先にホールアウト。同じスコアのカンを待った。カンが最終18番で約1メートルのパーパットを外したことにより、ツェンの優勝が決まった。
ツェンはルーキーだった08年、メジャーのマクドナルドLPGA選手権でいきなり勝ってセンセーションを巻き起こし、ロレックスランク(女子世界ランク)も2位。引退したアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が後継者に指名したほどの実力の持ち主だ。V争いこそ何度もしているものの、マクドナルドLPGA選手権以来、勝利できずにいただけにうれしいツアー2勝目。「1年近く勝ち星を待っていた。1月に優勝スピーチを書いておいたの。何度も惜しいところまで行ったけど勝てなかった。今週は勝利するだけだった」と笑顔でコメント。さらなる飛躍を誓った。
その他、この日7アンダー65と爆発したポーラ・クリーマー(米)が、カンと並ぶ通算20アンダー2位タイ。4アンダー68でラウンドした宮里藍が、通算17アンダーで前日の11位タイから5位タイに順位を上げた。ツアー2年目の上田桃子は通算13アンダー。ミッシェル・ウィー(米)らとともに26位タイで大会を終えた。尚、大山志保は予選で姿を消している。