有村、米ツアー初Vならず B.リカーイが今季2勝目!
2013年7月22日(月)午前5:53
有村智恵のアメリカ初Vはまたもお預けになった。
米女子ツアーのマラソン・クラシック(オハイオ州、ハイランド・メドーズGC)は現地時間21日、最終ラウンドの競技を終了。前日トップに並んだベアトリス・リカーイ(スペイン)とポーラ・クリーマー(米)がいずれ劣らぬバーディ合戦を繰り広げ、ともにノーボギーの好調なゴルフを見せたが、5アンダー66をマークしたリカーイがクリーマーに1打差をつけ通算17アンダーで優勝。3月のキア・クラシックに続くシーズン2勝目を挙げた。
単独2位に終わったクリーマーは2010年の全米女子オープン以来となる節目のツアー通算10勝目を狙ったが、最後はパットがわずかにカップに届かず涙をのんだ。
優勝争いを演じた2人のスコアの伸ばし合いについていけなかったのが、3打差の3位タイから逆転Vを狙った有村。出だしの1番でボギーを先行させると、思うようなゴルフをさせてもらえず10番パー4で再びボギー。その後14番でスコアを1つ戻し、最終18番をバーディで締めくくったもののイーブンパー71止まり。勝ったリカーイに8打差をつけられ7位タイ(通算9アンダー)に終わっている。
「つかみかけているものをプレッシャーがかかった場面で発揮することが出来ませんでした。それを今後、優勝争いの場面でも発揮出来るよう、これからもっと練習したいです」と真剣な表情で課題を口にした有村。今季3度目のトップ10入りも内容的には納得の行くものではなかった様子。だがアメリカで勝つために何をすれば良いか? それを再確認出来たことは有村にとっては収穫だったに違いない。
その他の上位陣は、通算13アンダー3位タイにレクシー・トンプソン(米)とジョディ・エワート(英)が入り、通算10アンダー5位タイにアンジェラ・スタンフォード(米)、ジャッキ・コンコリーノ(米)。最終日に9アンダー62の猛攻を見せたミーナ・リー(韓)が通算9アンダーで前日の48位タイから7位タイにジャンプアップ。No.1アマチュア、リディア・コ(ニュージーランド)も7位タイグループの一角を担った。
有村以外の日本勢は3バーディ、2ボギーの1アンダー70をマークした上原彩子が通算6アンダー19位タイ。4日目にして初の60台(3アンダー68)で回った宮里美香が通算4アンダーで前日の41位タイから27位タイに順位を上げた。上田桃子は2つスコアを伸ばしたが、通算1アンダー45位タイで4日間の競技を終えている。
尚、片平光紀は決勝ラウンド進出を逃している。